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また【又・復・亦】🔗🔉

また [0] 【又・復・亦】 ■一■ (副) (1)同じ事柄が再び起きたり,繰り返されたりするさまを表す。(ア)もう一度。再び。重ねて。「―川の水があふれた」「―のおいでをお待ちします」(イ)今度も。同様に。やはり。「―うまくいった」「今日も―雨だ」 (2)他と比べて事態・状態が同じであるさまを表す。やはり。同様に。「彼も―人の子である」「私も―彼女が好きです」 (3)もう一つ別の要素が加わるさまを表す。その上に。「彼は―熱血漢でもある」「一人で飲む酒も―よいものだ」 (4)(上にくる副詞を強めて)驚きいぶかしむ気持ちを表す。それにつけても。「よく―そんなことが言えたものだ」「どうして―そんなことをしたのだ」 →またの →またも ■二■ (接続) (1)その上に。かつ。「波―波」「詩人として名高いだけでなく,―音楽家でもある」「金もいらない。―地位もいらない」 (2)あるいは。または。「今日でもいい。―明日でもいい」 (3)話題を変えるときに用いる語。それから。ところで。「―,ふもとに一つの柴の庵あり/方丈記」 (4)しかし。「見る時は,―,かねて思ひつるままの顔したる人こそなけれ/徒然 71」 →または ■三■ (接頭) 名詞に付いて,間接である意を表す。「―聞き」「―貸し」

また=という日🔗🔉

――という日 またいつか。またのひ。「―がある」「―に会おう」

また=と無・い🔗🔉

――と無・い (1)二つとない。これ以上のものは他にない。「飼い犬は祖母の―・い友だちです」 (2)二度とない。二度とあり得ない。「こんなチャンスは―・いよ」

また=にする🔗🔉

――にする 別のときにする。別の機会にする。「この話は―してくれないか」

また-いとこ【又従兄弟・又従姉妹】🔗🔉

また-いとこ [3][4] 【又従兄弟・又従姉妹】 親がいとこである子どうしの関係。ふたいとこ。いやいとこ。

また-うけ【又請(け)】🔗🔉

また-うけ [0] 【又請(け)】 (1)保証人の保証をすること。「―を立てる」 (2)「下請け」に同じ。

また-うり【又売り】🔗🔉

また-うり [0] 【又売り】 (名)スル 人から買った品物を他の人に売ること。転売。

また-おい【又甥】🔗🔉

また-おい ―ヲヒ [0] 【又甥】 甥の子。姪孫(テツソン)。

また-がい【又買い】🔗🔉

また-がい ―ガヒ [0] 【又買い】 (名)スル 買った人から買うこと。

また-がし【又貸し】🔗🔉

また-がし [0] 【又貸し】 (名)スル 借りたものを他の者に貸すこと。 ⇔又借り 「本を―する」

また-がり【又借り】🔗🔉

また-がり [0] 【又借り】 (名)スル 他人が借りたものを,さらに借り受けること。 ⇔又貸し 「部屋を―する」

また-ぎき【又聞き】🔗🔉

また-ぎき [0] 【又聞き】 (名)スル 話を聞いた人からさらに聞くこと。人づてに聞くこと。「―した話」

また-げらい【又家来】🔗🔉

また-げらい [3] 【又家来】 家来の家来。陪臣(バイシン)。またもの。

また-こさく【又小作】🔗🔉

また-こさく [3] 【又小作】 地主から借り入れた小作地をさらに他者に貸し付けること。また,その小作地,小作農。孫小作。下小作。又小作させる仲介者を仲小作という。

また-しち【又質】🔗🔉

また-しち [0] 【又質】 質にとった質物(シチモツ)を,さらに他に質入れすること。

また-して-も【又しても】🔗🔉

また-して-も [2] 【又しても】 (副) 「また」を強めた語。再び重ねて。またまた。「―勝ちを拾う」「―迷惑をかける」

またしろう-じゃく【又四郎尺】🔗🔉

またしろう-じゃく マタシラウ― [4] 【又四郎尺】 曲尺(カネジヤク)の一種。永正年間(1504-1521)京都の指物師又四郎が作ったと伝えられ,広く大工に用いられた。一尺は30.258センチメートル。 →享保(キヨウホウ)尺 →折衷(セツチユウ)尺

また-ぞろ【又候】🔗🔉

また-ぞろ [0] 【又候】 (副) 〔「またそうろう」の転〕 またまた。またしても。「―彼が来た」「行李(トランク)を開けるか開けない中,―海外へ行かうなぞとは/あめりか物語(荷風)」

また-だいかん【又代官】🔗🔉

また-だいかん ―ダイクワン [3] 【又代官】 中世,守護代・地頭代の代わりにその職務を執る者。

また-だのみ【又頼み】🔗🔉

また-だのみ [3] 【又頼み】 人づてに頼むこと。

また-でし【又弟子】🔗🔉

また-でし [0] 【又弟子】 弟子の弟子。孫弟子。

また-と-な・い【又と無い】🔗🔉

また-と-な・い 【又と無い】 (連語) ⇒「又(マタ)」の句項目

また-どなり【又隣】🔗🔉

また-どなり [3] 【又隣】 一軒おいて隣の家。隣の隣。

また-な・し【又無し】🔗🔉

また-な・し 【又無し】 (形ク) 二つとない。この上ない。これにまさるものはない。「我が―・く慕ふ母の/舞姫(鴎外)」

また-ね【又寝・復寝】🔗🔉

また-ね [0] 【又寝・復寝】 一度目を覚まして再び寝ること。

また-の【又の】🔗🔉

また-の 【又の】 (連語) (連体詞的に用いて)「別の」「ほかの」「次の」などの意を表す。「今回は見送って―機会に譲ろう」

またの-あした【又の朝】🔗🔉

またの-あした 【又の朝】 翌朝。あくる朝。「―御文とくあり/源氏(胡蝶)」

またの-とし【又の年】🔗🔉

またの-とし [2] 【又の年】 翌年。あくる年。

またの-な【又の名】🔗🔉

またの-な [2] 【又の名】 ほかの名前。別の名。一名。「平賀源内,―を風来山人」

またの-ひ【又の日】🔗🔉

またの-ひ [2] 【又の日】 (1)ほかの日。別の日。後日。「―にお伺い致しましょう」 (2)翌日。「野分の―/枕草子 200」

またの-よ【又の世】🔗🔉

またの-よ 【又の世】 次の世。来世。又の生(シヨウ)。「後の世のため―のため/仏足石歌」

また-は【又は】🔗🔉

また-は [2] 【又は】 (接続) 二つ以上の事柄のどれを選んでもよい意を表す。それでなければ。あるいは。もしくは。「万年筆―ボール-ペンを使用すること」 〔法律文などでは,選択される語句に段階がある場合,大きい段階に「または」を,小さい段階に「もしくは」を用いる。→もしくは〕

また-びさし【又庇・又廂】🔗🔉

また-びさし [3] 【又庇・又廂】 「孫庇(マゴビサシ)」に同じ。

またへい【又平】🔗🔉

またへい 【又平】 (1)近松の浄瑠璃「傾城反魂香(ケイセイハンゴンコウ)」の登場人物。土佐光信の弟子の吃(ドモリ)の絵師。見かけの愚鈍さのために軽んじられるが,必死の思いで手水鉢(チヨウズバチ)に描いた自画像が裏に抜け,その技量を知った師に土佐の名を許される。吃(ドモ)の又平。浮世又平。 (2)〔(1)に用いるところから〕 文楽の首(カシラ)の一。善良だが間の抜けた滑稽役に使用。眉(マユ)が太く口をへの字に結んでいる。

また-また【又又】🔗🔉

また-また [0][2] 【又又】 (副) 〔「また(又)」を重ねて強めた語〕 再び。重ねて。「―大事件だ」「―ご冗談を」

また-も【又も】🔗🔉

また-も [2] 【又も】 (副) 同じような事柄が再び起こるさま。またしても。またまた。「―しくじった」

またも-や【又もや】🔗🔉

またも-や [2] 【又もや】 (副) またまた。またしても。「―大成功を収めた」

また-もの【又者】🔗🔉

また-もの [0] 【又者】 家来の家来。又家来。陪臣(バイシン)。「お身は―ぢやわ/歌舞伎・幼稚子敵討」

まった【又】🔗🔉

まった 【又】 (接続) 〔「また(又)」の転〕 「また」を強めていう語。さらに加えて。「味方残らず討死,―主君知盛も大勢に取りまかれ/浄瑠璃・千本桜」

ゆういん【又隠】🔗🔉

ゆういん イウイン 【又隠】 裏千家の茶室。千宗旦が隠居に際して造立した四畳半。利休風四畳半茶室の典型とされる。

またいとこ【又従兄弟】(和英)🔗🔉

またいとこ【又従兄弟】 a second cousin.

またがし【又貸しする】(和英)🔗🔉

またがし【又貸しする】 sublet;→英和 sublease.→英和

またがり【又借りする】(和英)🔗🔉

またがり【又借りする】 borrow(at) second hand.

またぎき【又聞き】(和英)🔗🔉

またぎき【又聞き】 hearsay;→英和 (a) rumor (噂).→英和 〜する learn[know]by[through]hearsay.

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