また【又】 [１]（副） 　　(１)もう一度。再び。（「復」とも書く）「―会いましょう」 　　(２)（「もまた」の形で）同様に。やはり。（「亦」とも書く）「今日も―雨だ」 　　(３)その上に。「彼は―熱血漢でもある」 　　(４)それにつけても。「どうして―そんなことを」 　　(５)そのものでない，別の。「―の日にしよう」 [２]（接続） 　　(１)その上に。かつ。「波―波」 　　(２)あるいは。または。「―明日でもいい」 　　(３)話題を変えるときに用いる語。それから。ところで。「―，一方では」 [３]（接頭） 間接である意を表す。「―聞き」「―貸し」

またいとこ【又従兄弟・又従姉妹】 親がいとこである子どうしの関係。ふたいとこ。いやいとこ。

またがし【又貸し】 借りたものを他の者に貸すこと。

またがり【又借り】 他人が借りたものを，さらに借り受けること。

またぎき【又聞き】 話を聞いた人からさらに聞くこと。

またこさく【又小作】 地主から借り入れた小作地をさらに他者に貸し付けること。また，その小作地，小作農。孫小作。下小作。

またしても【又しても】 （副） 再び重ねて。またまた。「―迷惑をかける」

またぞろ【又候】 （副） またまた。またしても。「―彼が来た」

またどなり【又隣】 隣の隣。

または【又は】 （接続） それでなければ。あるいは。「万年筆―ボール-ペンを使用」〔法律文などでは，選択される語句に段階がある場合，大きい段階に「または」を，小さい段階に「もしくは」を用いる〕

またまた【又又】 （副） 再び。重ねて。「―大事件だ」

またも【又も】 （副） またしても。またまた。「―しくじった」

またもや【又もや】 （副） またまた。またしても。「―大成功を収めた」

【又】 〔画　数〕2画　− 常用漢字 〔区 点〕4384〔ＪＩＳ〕4B74〔シフトJIS〕9694 〔音 訓〕ユウ・また 〔名乗り〕すけ・たすく・また・やす 〔熟語一覧〕 →浅利又七郎（あさりまたしちろう） →荒木又右衛門（あらきまたえもん） →岩佐又兵衛（いわさまたべえ） →風の又三郎（かぜのまたさぶろう） →且つ又（かつまた） →後藤又兵衛（ごとうまたべえ） →柴又帝釈天（しばまたたいしゃくてん） →寸又峡温泉（すまたきょうおんせん） →長与又郎（ながよまたろう） →将又（はたまた） →又（また） →又従兄弟・又従姉妹（またいとこ） →又貸し（またがし） →又借り（またがり） →又聞き（またぎき） →又小作（またこさく） →又しても（またしても） →又候（またぞろ） →又隣（またどなり） →又は（または） →又又（またまた） →又も（またも） →又もや（またもや） →横山又次郎（よこやままたじろう） →ル又（るまた）