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おお-しま【大島】🔗⭐🔉
おお-しま オホ― 【大島】
(1)宮城県気仙沼市東部の島。気仙沼湾中央にあり,全島がツバキの群落。北東岸の十八鳴(ククナリ)は鳴り砂で知られ,陸中海岸国立公園。
(2)東京都南部,伊豆諸島中最大の島。椿油を産出。三原山を中心とした観光地。1986年(昭和61)11月,三原山の大噴火で流出した溶岩のため被害を受けた。面積91平方キロメートル。伊豆大島。
(3)和歌山県南部,潮岬(シオノミサキ)東方にある島。串本節で有名。面積10平方キロメートル。
(4)鹿児島県南部,奄美(アマミ)諸島の主島。沖縄・佐渡に次ぐ大きな島で,全島ほとんどが山地。中心都市名瀬(ナゼ)。大島紬(ツムギ)を産する。面積709平方キロメートル。奄美大島。
(5)現在の山口県大島郡の屋代(ヤシロ)島。「大島の鳴門」(玖珂(クガ)郡大畠(オオバタケ)町との間の海峡)という形でも和歌に詠まれた。((歌枕))「筑紫道(ツクシジ)の可太(カダ)の―しましくも見ねば恋しき妹を置きて来ぬ/万葉 3634」
(6) [1]
「大島紬(ツムギ)」の略。
おおしま-ざくら【大島桜】🔗⭐🔉
おおしま-ざくら オホ― [5] 【大島桜】
バラ科の落葉高木。関東地方・伊豆七島に多い。葉は緑色倒卵形で,鋸歯の先端は長くとがる。花は白色または微紅色で五弁。ソメイヨシノ・サトザクラなどの母種。葉は桜餅を包むのに用いる。薪(タキギ)桜。
おおしま-つむぎ【大島紬】🔗⭐🔉
おおしま-つむぎ オホ― [5] 【大島紬】
奄美大島・鹿児島市から産出する絹の絣(カスリ)織物。糸をテーチキ(車輪梅)の樹皮の煮出した液に浸したあと,鉄分の多い泥田に入れて黒褐色に発色させる泥大島のほか,藍大島・泥藍大島がある。大島。
おおしま-ふうつう【大島風通】🔗⭐🔉
おおしま-ふうつう オホ― [5] 【大島風通】
風通の織り方で,十字絣・亀甲絣などを表した絹織物または絹綿交織物。外見が大島紬に似る。
→風通織
おおしま-ぶし【大島節】🔗⭐🔉
おおしま-ぶし オホ― [0] 【大島節】
東京都大島の民謡で,酒盛り唄。横浜の「お茶場節」(輸出用お茶の火入れ作業に唄う唄)を,大島から出稼ぎに来た人たちが持ち帰ったもの。
おおしま【大島】🔗⭐🔉
おおしま オホシマ 【大島】
姓氏の一。
おおしま-じょうん【大島如雲】🔗⭐🔉
おおしま-じょうん オホシマ― 【大島如雲】
(1858-1940) 鋳金作家。江戸生まれ。蝋型鋳造法に長じ,精緻な作品を残す。
おおしま-たかとう【大島高任】🔗⭐🔉
おおしま-たかとう オホシマタカタフ 【大島高任】
(1826-1901) 幕末・明治前期の冶金技術者。南部藩の人。1857年釜石の大橋鉱山に日本最初の洋式高炉を完成。
おおしま-ひろし【大島浩】🔗⭐🔉
おおしま-ひろし オホシマ― 【大島浩】
(1886-1975) 陸軍軍人・外交官。岐阜県生まれ。駐独大使として日独伊三国同盟締結を推進した。戦後 A 級戦犯,終身刑。1955年(昭和30)出獄。
おおしま-りゅう【大島流】🔗⭐🔉
おおしま-りゅう オホシマリウ 【大島流】
槍(ヤリ)・薙刀(ナギナタ)術の一派。祖は大島伴六(バンロク)吉綱。江戸初期に起こる。
おおしま-りょうきち【大島亮吉】🔗⭐🔉
おおしま-りょうきち オホシマリヤウキチ 【大島亮吉】
(1899-1928) 登山家。東京生まれ。慶大山岳部に属し,槙有恒らと槍ヶ岳・奥穂高岳・北穂高岳などの冬期初登頂などを行うが,前穂高岳で墜落死。著「山」「先蹤者」など。
おおしま-りょうた【大島蓼太】🔗⭐🔉
おおしま-りょうた オホシマレウタ 【大島蓼太】
(1718-1787) 江戸中期の俳人。本名,吉川陽喬。信濃の生まれ。雪中庵二世吏登に師事し,のち三世を継ぐ。江戸座に対抗し,一大勢力を築く。著「雪おろし」「芭蕉句解」「蓼太句集」など。
おお-しまだ【大島田】🔗⭐🔉
おお-しまだ オホ― [3] 【大島田】
大きく結った島田髷(マゲ)。「洗ひ髪の―に新わらのさわやかさ/にごりえ(一葉)」
大島田
[図]

おおしま-の【大島の】🔗⭐🔉
おおしま-の オホシマ― 【大島の】 (枕詞)
「島」に関係の深い「なると」「うら」などにかかる。「―なるとはなしに嘆くころかな/後撰(恋二)」「―うら悲しげに声のきこゆる/源氏(玉鬘)」
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