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広辞苑の検索結果 (15)
おおしま【大島】オホ‥(地名他)🔗⭐🔉
おおしま【大島】オホ‥
①鹿児島県の奄美あまみ諸島中の最大島。通称、奄美大島。面積709平方キロメートル。黒糖・大島紬を産する。→奄美諸島。
②東京都の伊豆七島の最大島。伊豆半島の東方にある。通称、伊豆大島。面積91平方キロメートル。椿油を産する。三原山がある。
伊豆大島
提供:東京都
三原山
提供:東京都
③山口県南東部の島。通称、周防大島。面積130平方キロメートル。橋で本土と結ばれる。屋代島。
④和歌山県南東部、潮岬東方の島。面積9.5平方キロメートル。
⑤大島紬の略。
⇒おおしま‐かざん【大島火山】
⇒おおしま‐ざくら【大島桜】
⇒おおしま‐つむぎ【大島紬】
⇒おおしま‐ふうつう【大島風通】
⇒おおしま‐ぶし【大島節】


おおしま【大島】オホ‥(姓氏)🔗⭐🔉
おおしま【大島】オホ‥
姓氏の一つ。
⇒おおしま‐じょうん【大島如雲】
⇒おおしま‐たかとう【大島高任】
⇒おおしま‐はっかく【大島伯鶴】
⇒おおしま‐りゅう【大島流】
⇒おおしま‐りょうきち【大島亮吉】
⇒おおしま‐りょうた【大島蓼太】
おおしま‐かざん【大島火山】オホ‥クワ‥🔗⭐🔉
おおしま‐かざん【大島火山】オホ‥クワ‥
大島2のほとんど全島を占める活火山。山頂にカルデラを有する成層火山で、中央火口丘が三原山。1777年(安永6)から79年に大噴火。1912年(明治45)から14年(大正3)、50年(昭和25)から51年、86年に中規模の噴火があった。
⇒おおしま【大島】
おおしま‐ざくら【大島桜】オホ‥🔗⭐🔉
おおしま‐ざくら【大島桜】オホ‥
サクラの一種。伊豆七島に自生する。新葉の赤みがうすい。花が白色大形で美しいので各地で栽培。ソメイヨシノの片親とされる。
オオシマザクラ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
⇒おおしま【大島】

おおしま‐じょうん【大島如雲】オホ‥🔗⭐🔉
おおしま‐じょうん【大島如雲】オホ‥
鋳金家。本名、勝次郎。江戸生れ。東京美術学校教授。蝋型ろうがた技法を駆使した精妙な作風で知られる。(1858〜1940)
⇒おおしま【大島】
おお‐しまだ【大島田】オホ‥🔗⭐🔉
おお‐しまだ【大島田】オホ‥
大きく結った島田髷まげ。
おおしま‐たかとう【大島高任】オホ‥タフ🔗⭐🔉
おおしま‐たかとう【大島高任】オホ‥タフ
幕末・明治期の冶金技術者。南部藩盛岡出身。オランダの技術書をもとに、日本の在来技術を採り入れて木炭燃料の洋式高炉を釜石に創設。近代日本の製鉄技術の原点を確立。維新後、佐渡鉱山局長・日本鉱業会会長などを歴任。(1826〜1901)
⇒おおしま【大島】
おおしま‐つむぎ【大島紬】オホ‥🔗⭐🔉
おおしま‐つむぎ【大島紬】オホ‥
鹿児島県奄美大島並びに鹿児島市周辺から産出する紬。織締めによる細かい絣かすりが特徴。土産のティーチキと称する植物の煮出し液と泥中の鉄塩とで焦茶色に染めた泥染が伝統的技法。今は藍や多色の糸遣いをした藍大島・色大島もある。模造品に対して本場大島とも。小杉天外、初すがた「一人は蚊絣かがすりの―の小袖に同じ柄の羽織」
⇒おおしま【大島】
おおしま‐の【大島の】オホ‥🔗⭐🔉
おおしま‐の【大島の】オホ‥
〔枕〕
「うら」「なると」にかかる。
おおしま‐はっかく【大島伯鶴】オホ‥ハク‥🔗⭐🔉
おおしま‐はっかく【大島伯鶴】オホ‥ハク‥
講談師。(2代)初代の子。本名、保利。福島県生れ。明快な話術で、「寛永三馬術」を当り芸とした。(1879〜1946)
⇒おおしま【大島】
おおしま‐ふうつう【大島風通】オホ‥🔗⭐🔉
おおしま‐ふうつう【大島風通】オホ‥
風通の織り方によって、十字絣かすりや亀甲絣風の文様を織り出した絹綿交織物。外見は大島紬つむぎに似る。
⇒おおしま【大島】
おおしま‐ぶし【大島節】オホ‥🔗⭐🔉
おおしま‐ぶし【大島節】オホ‥
民謡。大島2など伊豆七島で歌われた島節。「わたしゃ大島、御神火育ち、胸に煙は絶えやせぬ」など。
⇒おおしま【大島】
おおしま‐りゅう【大島流】オホ‥リウ🔗⭐🔉
おおしま‐りゅう【大島流】オホ‥リウ
大島伴六吉綱を祖とする槍術の一派。江戸初期に起こる。
⇒おおしま【大島】
おおしま‐りょうきち【大島亮吉】オホ‥リヤウ‥🔗⭐🔉
おおしま‐りょうきち【大島亮吉】オホ‥リヤウ‥
登山家。東京生れ。慶大卒。槍ヶ岳・穂高岳などを登攀とうはん、アルピニズムの日本への導入に尽力。著「山―研究と随想」「先蹤者」など。(1899〜1928)
⇒おおしま【大島】
おおしま‐りょうた【大島蓼太】オホ‥レウ‥🔗⭐🔉
おおしま‐りょうた【大島蓼太】オホ‥レウ‥
江戸中期の俳人。信濃の人。吏登の門人。雪中庵3世。江戸で活動。編著「雪おろし」「七柏集」「附合小鏡」「蓼太句集」など。(1718〜1787)
⇒おおしま【大島】
大辞林の検索結果 (14)
おお-しま【大島】🔗⭐🔉
おお-しま オホ― 【大島】
(1)宮城県気仙沼市東部の島。気仙沼湾中央にあり,全島がツバキの群落。北東岸の十八鳴(ククナリ)は鳴り砂で知られ,陸中海岸国立公園。
(2)東京都南部,伊豆諸島中最大の島。椿油を産出。三原山を中心とした観光地。1986年(昭和61)11月,三原山の大噴火で流出した溶岩のため被害を受けた。面積91平方キロメートル。伊豆大島。
(3)和歌山県南部,潮岬(シオノミサキ)東方にある島。串本節で有名。面積10平方キロメートル。
(4)鹿児島県南部,奄美(アマミ)諸島の主島。沖縄・佐渡に次ぐ大きな島で,全島ほとんどが山地。中心都市名瀬(ナゼ)。大島紬(ツムギ)を産する。面積709平方キロメートル。奄美大島。
(5)現在の山口県大島郡の屋代(ヤシロ)島。「大島の鳴門」(玖珂(クガ)郡大畠(オオバタケ)町との間の海峡)という形でも和歌に詠まれた。((歌枕))「筑紫道(ツクシジ)の可太(カダ)の―しましくも見ねば恋しき妹を置きて来ぬ/万葉 3634」
(6) [1]
「大島紬(ツムギ)」の略。
おおしま-ざくら【大島桜】🔗⭐🔉
おおしま-ざくら オホ― [5] 【大島桜】
バラ科の落葉高木。関東地方・伊豆七島に多い。葉は緑色倒卵形で,鋸歯の先端は長くとがる。花は白色または微紅色で五弁。ソメイヨシノ・サトザクラなどの母種。葉は桜餅を包むのに用いる。薪(タキギ)桜。
おおしま-つむぎ【大島紬】🔗⭐🔉
おおしま-つむぎ オホ― [5] 【大島紬】
奄美大島・鹿児島市から産出する絹の絣(カスリ)織物。糸をテーチキ(車輪梅)の樹皮の煮出した液に浸したあと,鉄分の多い泥田に入れて黒褐色に発色させる泥大島のほか,藍大島・泥藍大島がある。大島。
おおしま-ふうつう【大島風通】🔗⭐🔉
おおしま-ふうつう オホ― [5] 【大島風通】
風通の織り方で,十字絣・亀甲絣などを表した絹織物または絹綿交織物。外見が大島紬に似る。
→風通織
おおしま-ぶし【大島節】🔗⭐🔉
おおしま-ぶし オホ― [0] 【大島節】
東京都大島の民謡で,酒盛り唄。横浜の「お茶場節」(輸出用お茶の火入れ作業に唄う唄)を,大島から出稼ぎに来た人たちが持ち帰ったもの。
おおしま【大島】🔗⭐🔉
おおしま オホシマ 【大島】
姓氏の一。
おおしま-じょうん【大島如雲】🔗⭐🔉
おおしま-じょうん オホシマ― 【大島如雲】
(1858-1940) 鋳金作家。江戸生まれ。蝋型鋳造法に長じ,精緻な作品を残す。
おおしま-たかとう【大島高任】🔗⭐🔉
おおしま-たかとう オホシマタカタフ 【大島高任】
(1826-1901) 幕末・明治前期の冶金技術者。南部藩の人。1857年釜石の大橋鉱山に日本最初の洋式高炉を完成。
おおしま-ひろし【大島浩】🔗⭐🔉
おおしま-ひろし オホシマ― 【大島浩】
(1886-1975) 陸軍軍人・外交官。岐阜県生まれ。駐独大使として日独伊三国同盟締結を推進した。戦後 A 級戦犯,終身刑。1955年(昭和30)出獄。
おおしま-りゅう【大島流】🔗⭐🔉
おおしま-りゅう オホシマリウ 【大島流】
槍(ヤリ)・薙刀(ナギナタ)術の一派。祖は大島伴六(バンロク)吉綱。江戸初期に起こる。
おおしま-りょうきち【大島亮吉】🔗⭐🔉
おおしま-りょうきち オホシマリヤウキチ 【大島亮吉】
(1899-1928) 登山家。東京生まれ。慶大山岳部に属し,槙有恒らと槍ヶ岳・奥穂高岳・北穂高岳などの冬期初登頂などを行うが,前穂高岳で墜落死。著「山」「先蹤者」など。
おおしま-りょうた【大島蓼太】🔗⭐🔉
おおしま-りょうた オホシマレウタ 【大島蓼太】
(1718-1787) 江戸中期の俳人。本名,吉川陽喬。信濃の生まれ。雪中庵二世吏登に師事し,のち三世を継ぐ。江戸座に対抗し,一大勢力を築く。著「雪おろし」「芭蕉句解」「蓼太句集」など。
おお-しまだ【大島田】🔗⭐🔉
おお-しまだ オホ― [3] 【大島田】
大きく結った島田髷(マゲ)。「洗ひ髪の―に新わらのさわやかさ/にごりえ(一葉)」
大島田
[図]

おおしま-の【大島の】🔗⭐🔉
おおしま-の オホシマ― 【大島の】 (枕詞)
「島」に関係の深い「なると」「うら」などにかかる。「―なるとはなしに嘆くころかな/後撰(恋二)」「―うら悲しげに声のきこゆる/源氏(玉鬘)」
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