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あざ【字】🔗🔉

あざ [1] 【字】 〔「あざな」の下略か〕 町や村の中の一区画の名。大字と小字とがある。普通は小字を単に字という。

あざきり-ず【字限図】🔗🔉

あざきり-ず ―ヅ [4] 【字限図】 明治初年に全国的に作製された地籍図。

あざ-な【字】🔗🔉

あざ-な [0] 【字】 (1)中国で,男子が成人後,実名のほかにつけた名。実名を知られることを忌(イ)む風習により生じ,字がつくと実名は諱(イミナ)といってあまり使わなかった。日本でも漢学者などが用いた。 →名(ナ) (2)他人が呼びならわした本名以外の名。あだな。 (3)町や村の中の一区画。あざ。

じ【字】🔗🔉

[1] 【字】 (1)言葉を書き表すのに用いる記号。文字。「―を覚える」 (2)(言葉や人名の最初の一字に「の字」を加えて)その言葉や人名を遠回しに言う場合に用いる。「彼は彼女にほの―だ」「まの―(政次のことなり)/人情本・梅児誉美(初)」 (3)〔銭には四文字が刻されているところから,その四分の一の意で〕 二分五厘の称。また,一文銭のこと。もん。「一銭一―損かけまじ/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」 (4)楊弓や双六などに賭ける銭。紅白の紙に包む。「いや―にて候はず/浄瑠璃・松風村雨」 (5)漢字。特に,字音で読まれるものとしての漢字をいう。「和名なくば,何にても―のままによめかし/胆大小心録」

じ-あまり【字余り】🔗🔉

じ-あまり [2] 【字余り】 和歌・連歌・俳諧などの定型詩で,定まった音数より多くなること。 ⇔字足らず

じ-い【字彙】🔗🔉

じ-い [1] 【字彙】 漢字を類別して集め,意味などを解説した書物。字引。字書。字典。

じい【字彙】🔗🔉

じい 【字彙】 中国の字書。一二集。他に首・末二巻。明の梅膺祚(バイヨウソ)の撰。画引き字書の最初のもの。

じ-おん【字音】🔗🔉

じ-おん [0] 【字音】 「漢字音」に同じ。 →字訓

じおん-かなづかい【字音仮名遣(い)】🔗🔉

じおん-かなづかい ―ヅカヒ [6] 【字音仮名遣(い)】 漢字音を仮名で書き表す場合の仮名遣い。歴史的仮名遣いのうち,漢字の字音における同音の仮名による書き分けをいう。わが国では同音の「様」「用」「要」「葉」を,中国での発音に基づいて「やう」「よう」「えう」「えふ」と書き分ける類。

じおんかなづかい【字音仮字用格】🔗🔉

じおんかなづかい ―カナヅカヒ 【字音仮字用格】 語学書。本居宣長著。1776年刊。字音の仮名遣いを主に「韻鏡」に基づいて定めたもの。本書によって五十音図のオはア行,ヲはワ行に収められ,中世以来の誤りが正された。

じ-かい【字解】🔗🔉

じ-かい [0] 【字解】 (名)スル 漢字の解釈。漢字の意味の説明。 →じとき(字解き)

じ-かく【字画】🔗🔉

じ-かく ―クワク [0] 【字画】 漢字を構成する点や線。また,その数。

じ-かず【字数】🔗🔉

じ-かず [0] 【字数】 「じすう(字数)」に同じ。

じ-かん【字間】🔗🔉

じ-かん [0] 【字間】 文字と文字との間。また,その間隔。

じかん【字貫】🔗🔉

じかん ジクワン 【字貫】 中国の字書。六〇巻。清の王錫侯撰。「康煕字典」の誤りを正すために編まれたもの。清朝の忌諱(キキ)に触れて版は焼かれ発売は禁止されたが,日本には伝来。

じ-がん【字眼】🔗🔉

じ-がん [0] 【字眼】 漢詩文で,その巧拙を決める眼目となる主要な一字。

じ-ぎ【字義】🔗🔉

じ-ぎ [1] 【字義】 文字の意味。「―どおりに解釈する」

じきょう【字鏡】🔗🔉

じきょう ジキヤウ 【字鏡】 字書。編者未詳。鎌倉初期成立か。零本。漢字を部首によって配列し,漢字による注のほか,片仮名で字音・和訓などを記す。

じきょうしゅう【字鏡集】🔗🔉

じきょうしゅう ジキヤウシフ 【字鏡集】 字書。菅原為長撰という。鎌倉初期の成立。七巻,または二〇巻。一九二部首を意義によって一四の部門に分け,各漢字に韻目や義釈を注し,片仮名で音訓を記す。「字鏡鈔(抄)」はこの祖本。

じ-く【字句】🔗🔉

じ-く [1] 【字句】 文字と語句。「―の解釈」

じ-くばり【字配り】🔗🔉

じ-くばり [2] 【字配り】 文字を書く場合の,文字の大小や並べ方。文字の配置。「―が悪い」

じ-くん【字訓】🔗🔉

じ-くん [0] 【字訓】 漢字の日本語としての読み。漢字の意味に当たる日本語がその漢字の読みとして固定したもの。「山」を「やま」,「川」を「かわ」と読む類。訓。和訓。 →字音

じくん-し【字訓詩】🔗🔉

じくん-し [2] 【字訓詩】 各句頭の二字がそれぞれ偏および旁(ツクリ)となって各句尾の字を構成する漢詩。「里魚穿浪鯉江鳥度秋鴻」などの類。

じ-けい【字形】🔗🔉

じ-けい [0] 【字形】 文字のかたち。

じ-げん【字源】🔗🔉

じ-げん [0] 【字源】 個々の文字の起源。例えば,漢字「洞」の字源は「水」と「同」,片仮名「イ」の字源は「伊」,平仮名「い」の字源は「以」とする類。

じ-ごう【字号】🔗🔉

じ-ごう ―ガウ [0] 【字号】 和文活字の大きさを示す番号。 →号数活字

じ-さし【字指(し)】🔗🔉

じ-さし [0][3] 【字指(し)】 書物の読解を教授する際,書中の文字を指し示すのに用いる具。木・竹・角(ツノ)・象牙(ゾウゲ)などで作る。字突き。角筆(カクヒツ)。

じ-さり【字去り】🔗🔉

じ-さり [0] 【字去り】 連歌・俳諧で,同じ字の続くのを嫌うこと。同字去り。 →去り嫌い

じ-しゅ【字種】🔗🔉

じ-しゅ [1] 【字種】 文字の集合を構成している一つ一つの文字。字の異なり。特に,漢字についていうことが多い。「常用漢字表の―は一九四五字である」

じ-しょ【字書】🔗🔉

じ-しょ [1] 【字書】 (1)漢字を一定の順序に配列し,その読み・意味・用法などを解説した書物。字典・字彙(ジイ)。字引。 (2)「辞書{(1)}」に同じ。

じ-すう【字数】🔗🔉

じ-すう [2] 【字数】 文字のかず。じかず。

じ-たい【字体】🔗🔉

じ-たい [0] 【字体】 線や点の組み合わせから成る,文字の骨組み。字形。 →書体(シヨタイ)

じ-だこ【字凧】🔗🔉

じ-だこ [2] 【字凧】 「月」「龍」「魚」などの文字を,太字や籠字(カゴジ)で書いた凧。 →絵凧

じ-たらず【字足らず】🔗🔉

じ-たらず [2] 【字足らず】 和歌・連歌・俳句などで,定型より少ない音数を用いること。 ⇔字余(ジアマ)り

じ-づめ【字詰め】🔗🔉

じ-づめ [0][3] 【字詰め】 印刷物や原稿用紙などで,一行または一枚に納める文字数。また,その詰め方。「―行どり」

じ-づら【字面】🔗🔉

じ-づら [0] 【字面】 (1)書かれた文字。また,その文字から受ける感じ。「―に気を配る」 (2)書かれた文章の表面的な意味。「―だけを読む」 (3)活字の部分名称の一。活版印刷で,インクの付着する面。タイプフェース。

じ-てん【字典】🔗🔉

じ-てん [0] 【字典】 漢字を集めて一定の順序に配列し,その読み・字源・意味・用法などを記した書物。漢字の辞典。字書。字引。もじてん。 →事典 →辞典

じ-とき【字解き】🔗🔉

じ-とき [0][3] 【字解き】 (名)スル ある文字が他の字と間違えないように説明をつけること。「川」を「三本ガワ」,「嶋」を「山鳥のシマ」など。

じ-なおし【字直し】🔗🔉

じ-なおし ―ナホシ [2] 【字直し】 文字を絵に直す遊び。江戸中期に流行。 字直し [図]

じ-なぞ【字謎】🔗🔉

じ-なぞ [0] 【字謎】 漢字の偏・旁(ツクリ)・冠などを合わせたり,分解したりする遊び。例えば「人在草木間,目有竹木傍」を「茶箱」と解き,「田中十内」を「口」と解く類。万葉集の「山上復有山」(出)もこの一種。文字謎。字の謎。

じ-びき【字引】🔗🔉

じ-びき [3] 【字引】 (1)「辞書{(1)}」に同じ。「―を引く」 (2)「字書{(1)}」に同じ。

じびき=と首っ引き🔗🔉

――と首っ引き いちいち辞書を引いて調べながら,やっと本を読むさま。「―で原書を読む」

じびき-がくもん【字引学問】🔗🔉

じびき-がくもん [5] 【字引学問】 字引で得た学問。一通りのことは知っているが深くはなく,応用もきかない知識。

じ-ぼ【字母】🔗🔉

じ-ぼ [1] 【字母】 (1)ある言葉を表記するのに用いられる,すべての表音文字。梵字・ローマ字・仮名など。 〔字母を音素文字に限り,音節文字である仮名をこれに含めない考え方もある〕 (2)「母型(ボケイ)」に同じ。

じ-まく【字幕】🔗🔉

じ-まく [0] 【字幕】 (1)映画やテレビで,題名・配役・説明などを文字で表した画面。タイトル。スーパー。 (2)映画やテレビで,会話の翻訳や説明を,画面の中に文字で表したもの。

じ-りん【字林】🔗🔉

じ-りん [0] 【字林】 漢字を集め配列し,それぞれの文字の音・訓・意味などを記した書。

じ-るい【字類】🔗🔉

じ-るい [0] 【字類】 漢字の分類。主として,音や意味・構成などの観点で分けたもの。

じるいしょう【字類抄】🔗🔉

じるいしょう ―セウ 【字類抄】 ⇒色葉字類抄(イロハジルイシヨウ)

チー-ハ【字華・一八】🔗🔉

チー-ハ [1] 【字華・一八】 〔中国語〕 賭博の一。三六個の熟語を印刷してある罫紙をあらかじめ買い,胴元が伏せておいた熟語を当てれば賞金が手に入る仕組みのもの。明治初期に中国から伝わった。

ツーイーソー【字一色】🔗🔉

ツーイーソー [3] 【字一色】 〔中国語〕 麻雀の役満貫の名。数牌を使わず字牌のみの組み合わせで上がるもの。

な【字】🔗🔉

【字】 〔「な(名)」と同源〕 文字。字。「ま―」「か―」「高麗の上(タテマツ)れる表(フミ),烏の羽に書けり。―,羽の黒きままに,既に識る者無し/日本書紀(敏達訓)」

あざ【字】(和英)🔗🔉

あざ【字】 a section (of a village).→英和

じ【字】(和英)🔗🔉

じ【字】 a letter;→英和 acharacter;→英和 a word (語).→英和 ⇒文字.[筆跡]handwriting;→英和 a hand.→英和 〜がじょうず(へた) write a good (poor) hand.

じかく【字画】(和英)🔗🔉

じかく【字画】 the strokes of a Chinese character.

じぎ【字義】(和英)🔗🔉

じぎ【字義】 the meaning of a word.→英和 〜通りの(に) literal(ly).→英和

じく【字句】(和英)🔗🔉

じく【字句】 words and phrases;wording;→英和 phraseology;→英和 expressions;the letter.→英和 〜に拘泥する adhere to the letter.〜を修正する make some change in the wording.

じたい【字体】(和英)🔗🔉

じたい【字体】 the form of a character;→英和 a type (活字の).→英和

じびき【字引】(和英)🔗🔉

じびき【字引】 ⇒辞典.

じぼ【字母】(和英)🔗🔉

じぼ【字母】 an alphabet;→英和 a letter;→英和 a matrix (活字).→英和

じまく【字幕】(和英)🔗🔉

じまく【字幕】 《映》a title;→英和 a caption.→英和 会話字幕 the superimposed dialogue.

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