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そん-ざい【存在】🔗🔉

そん-ざい [0] 【存在】 (名)スル (1)人や事物があること,いること。また,その人や事物。「少数だが反対者も―する」「人類の―をおびやかすもの」「神の―を信ずる」「貴重な―」「気になる―」 (2)〔哲〕 〔英 being; (ドイツ) Sein〕 何かがあること,またあるもの。有。(ア)実体・基体・本質・本性など,他のものに依存することなくそれ自体としてあり,非本来的・偶有的でなく,絶対的・必然的にあるもの。(イ)現に事実として今ここにある事や物および人間の実存。現実存在。(ウ)感覚や経験に現れるもの。現象。(エ)判断において,主語と述語を結びつける繋辞(ケイジ)。「 S は P である」の「ある」。

そんざい-かん【存在感】🔗🔉

そんざい-かん [3] 【存在感】 (1)その独特の持ち味によって,その人が紛れもなくそこにいると思わせる感じ。「―のある俳優」 (2)そこに確かに存在しているという実感。

そんざい-こんきょ【存在根拠】🔗🔉

そんざい-こんきょ [5] 【存在根拠】 「実在(ジツザイ)根拠」に同じ。

そんざい-し【存在詞】🔗🔉

そんざい-し [3] 【存在詞】 文法で,用言の一類。「あり」「をり」「侍(ハベ)り」など,存在に関して陳述する語をいう。山田孝雄の用語。

そんざい-しゃ【存在者】🔗🔉

そんざい-しゃ [3] 【存在者】 〔(ドイツ) Seiendes〕 存在するもの。人・物など個々の存在物を,存在そのものと区別していう語。

そんざい-しょうめい【存在証明】🔗🔉

そんざい-しょうめい [4] 【存在証明】 何かが存在することを導出する議論。例えば,神についての存在証明が古来さまざまに提出された。

そんざい-はんだん【存在判断】🔗🔉

そんざい-はんだん [5] 【存在判断】 存在命題を内容とする判断。

そんざい-めいだい【存在命題】🔗🔉

そんざい-めいだい [5] 【存在命題】 「…がある」「…が存在する」と,何かの存在を主張する形の命題。何かについて,何かを述べる形の命題と区別される。

そんざい-りゆう【存在理由】🔗🔉

そんざい-りゆう ―イウ [5] 【存在理由】 ⇒実在根拠(ジツザイコンキヨ)

そんざい-ろん【存在論】🔗🔉

そんざい-ろん [3] 【存在論】 〔(ドイツ) Ontologie〕 単に個々の事物(存在者)の特殊な性質ではなく,それらを存在させる存在そのものの意味や根本規定を研究する学問。アリストテレスの第一哲学以来,形而上学の基礎論であり,本体と現象との二元論に基づいて本体論ともいう。カントはウォルフ学派の存在論(本体論)を独断論として批判したが,現代では人間存在の分析を通じた新たな存在論の試み(ハイデッガー・サルトルなど)が再び起こっている。存在学。オントロギー。

そんざい-ろんてき-しょうめい【存在論的証明】🔗🔉

そんざい-ろんてき-しょうめい [0] 【存在論的証明】 神の概念に基づいて神の存在を推論するもの。アンセルムスが最初に試みた。 →神の存在証明

そんざいとじかん【存在と時間】🔗🔉

そんざいとじかん 【存在と時間】 〔原題 (ドイツ) Sein und Zeit〕 哲学書。ハイデッガー著。1927年刊。「現存在」としての人間存在を「世界内存在」として分析しつつ,その本来的な在り方を時間性に基づくものとして解明する。実存哲学の代表的著作。

そんざいとむ【存在と無】🔗🔉

そんざいとむ 【存在と無】 〔原題 (フランス) L'tre et le nant〕 サルトルの哲学的主著。1943年刊。即自存在に対置される対自存在としての意識・人間存在を「無」ととらえ,人間の即自‐対自への投企を存在と無の弁証法として解明する。

そんざい【存在】(和英)🔗🔉

そんざい【存在】 existence;→英和 being.→英和 〜する be;→英和 exist;→英和 be existent.〜を認められる be recognized;win recognition.‖存在理由 the reason for being;the raison d'tre.存在論《哲》ontology.

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