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しゅ-ご【守護】🔗🔉

しゅ-ご [1] 【守護】 (名)スル (1)守ること。「―神」「良法を設け人民を―すべきを要す/明六雑誌 16」 (2)鎌倉幕府が1185年義経・行家の逮捕を名目として国ごとに設けた職名。大番催促,謀反人・殺害人の検断などに当たらせた。有力御家人が多く任命され,鎌倉末期には国内の地頭・御家人を傘下に収め,国衙(コクガ)の職務を奪い吸収して領主化していった。室町幕府も守護を置き,応仁の乱後,守護大名となるものが多かった。守護職。すご。 →地頭 →国司

しゅご-いし【守護石】🔗🔉

しゅご-いし [2] 【守護石】 日本式庭園で,樹木や石などの配置の上で中心となる石。

しゅご-うけ【守護請】🔗🔉

しゅご-うけ 【守護請】 室町時代,守護が荘園や国衙(コクガ)領の経営を一任され,豊凶にかかわらず毎年一定額の年貢収納を請け負う制度。実際には守られず,守護による領国支配が助長された。 →請所(ウケシヨ)

しゅご-し【守護使】🔗🔉

しゅご-し [2] 【守護使】 中世,守護から派遣された使。その国の田畑を検視し,また,租税を督促する。

しゅご-しき【守護職】🔗🔉

しゅご-しき [2] 【守護職】 守護の職。また,その職に付随する権利・得分。しゅごしょく。

しゅご-しん【守護神】🔗🔉

しゅご-しん [2] 【守護神】 国家・民族・家・個人・職業・寺院などを守るとされる,特定の神。まもりがみ。しゅごじん。

しゅご-せいじん【守護聖人】🔗🔉

しゅご-せいじん [3] 【守護聖人】 カトリック教会などで,特定の個人・職業・身分・団体・都市・国家などを保護し,神へのとりなしをするとして崇敬されている聖人。

しゅご-だい【守護代】🔗🔉

しゅご-だい [2] 【守護代】 守護の代官。在国しない守護に代わり行政にあたった者。守護代官。

しゅご-だいみょう【守護大名】🔗🔉

しゅご-だいみょう ―ミヤウ [3] 【守護大名】 封建領主化した守護。室町時代,守護は,半済(ハンゼイ)や守護請などによって荘園・国衙(コクガ)領を侵し,段銭賦課なども行うに至ったが,応仁の乱以後は下剋上によって没落する者が多かった。

しゅご-たんせん【守護段銭】🔗🔉

しゅご-たんせん [3] 【守護段銭】 室町時代,守護が領国内に課した段銭。元来は朝廷・幕府が守護を通じて臨時に課したが,のちには守護が私的かつ恒常的に課すようになった。

しゅご-ふにゅう【守護不入】🔗🔉

しゅご-ふにゅう ―ニフ [1] 【守護不入】 鎌倉・室町時代,ある地域に守護の立ち入りを禁じること。荘園や寺社領に与えられた特権で,そこでは守護による租税の徴収や罪人の逮捕ができなかった。

しゅごこっかろん【守護国家論】🔗🔉

しゅごこっかろん シユゴコクカ― 【守護国家論】 一巻。1259年,日蓮著。当時頻発した天変地異を邪宗の横行にあるとし,法華経に依拠してこそ国家・社会の平安があると説く。

しゅご【守護】(和英)🔗🔉

しゅご【守護】 protection;→英和 guard.→英和 〜する protect;→英和 guard.→英和 ‖守護神 a guardian deity.

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