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とこ-よ【常世】🔗🔉

とこ-よ 【常世】 (名・形動ナリ) (1)永久に変わらない・こと(さま)。永遠。「呉床座(アグライ)の神の御手もち弾く琴に舞する女(オミナ)―にもがも/古事記(下)」 (2)「常世の国」に同じ。「心から―を捨てて鳴く雁を雲のよそにも思ひけるかな/源氏(須磨)」

とこよ-の-かみ【常世の神】🔗🔉

とこよ-の-かみ 【常世の神】 常世の国の神。常世の国より人間世界に現れ,長寿・富・幸福をもたらすと考えられていた。「太秦(ウズマサ)は神とも神と聞えくる―を打ち懲(キタ)ますも/日本書紀(皇極)」

とこよ-の-くに【常世の国】🔗🔉

とこよ-の-くに 【常世の国】 (1)古代人がはるか遠隔の地にあると信じていた国。「たぢまもりを―に遣はして/古事記(中訓)」 (2)不老不死の仙境。中国伝来の神仙思想と結びついてできた観念とされる。「君を待つ松浦の浦の娘子(オトメ)らは―の海人娘子(アマオトメ)かも/万葉 865」 (3)よみのくに。死者の国。

とこよ-の-このみ【常世の木の実】🔗🔉

とこよ-の-このみ 【常世の木の実】 タチバナの実。ときじくのかくのこのみ。「又は蓬が島とかや,―の名をとめて,齢を延ぶる仙女となる/謡曲・草薙」

とこよ-の-ながなきどり【常世の長鳴き鳥】🔗🔉

とこよ-の-ながなきどり 【常世の長鳴き鳥】 ニワトリの別名。ながなきどり。「―を集めて鳴かしめて/古事記(上訓)」

とこよ-もの【常世物】🔗🔉

とこよ-もの 【常世物】 〔垂仁天皇のときに田道間守(タジマモリ)が常世の国から持ち帰ったという伝説から〕 タチバナの別名。「―この橘のいや照りに/万葉 4063」

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