けんにん 【建仁】 年号（1201.2.13-1204.2.20）。正治の後，元久の前。土御門(ツチミカド)天皇の代。

けんにん-じ 【建仁寺】 京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の本山。山号は東山。1202年（建仁2）源頼家の寄進をうけ，栄西を開山として創建。天台・真言兼修の道場であったが，蘭渓道隆の時代に純粋の禅宗寺院となった。けんねんじ。

けんにんじ-がき [5] 【建仁寺垣】 竹垣の一。四つ割り竹を皮を外にしてすき間なく並べ，竹の押縁で押さえて棕梠(シユロ)縄で結んだもの。建仁寺の竹垣がはじまりとされる。 建仁寺垣 [図]

けんにんじ-は 【建仁寺派】 臨済宗の一派。京都の建仁寺を本山とし，栄西を祖とする。千光派。

けんにんじ-りゅう ―リウ 【建仁寺流】 近世，主として禅宗様の建築技術を継承してきたと伝える大工の流派。

けんねん-じ 【建仁寺】 「けんにんじ」の転。