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ご-しょ【御所】🔗⭐🔉
ご-しょ [1] 【御所】
(1)天皇・上皇・三后・皇子などのすまい。特に,天皇の御座所。古くは一定の場所だけではなく,その時々の居所をもいう。「東宮―」「―の御舟をはじめ参らせて人々の舟どもみな出だしつつ/平家 4」
(2){(1)}に住んでいる人。天皇・上皇・三后などを敬っていう語。「―も二位殿抱き参らせて/弁内侍日記」
(3)親王・大臣・将軍などのすまい。また,そこに住む人を敬っていう語。「或る公卿の―へ宮仕はんとて/沙石 8」
ごしょ-がき【御所柿・五所柿】🔗⭐🔉
ごしょ-がき [2] 【御所柿・五所柿】
カキの品種の一。奈良県御所(ゴセ)の原産という。果実は扁球形で,種が少なく,甘みが強い。大和(ヤマト)柿。
ごしょ-かずき【御所被】🔗⭐🔉
ごしょ-かずき ―カヅキ 【御所被】
近世,京都の御所の女官たちが用いた衣被(キヌカズキ){(1)}。また,それをまねたもの。
ごしょ-がた【御所方】🔗⭐🔉
ごしょ-がた 【御所方】
(1)宮廷に味方する側(ガワ)。天皇方。「楠兵衛正成と言ふ者,―になりて/太平記 3」
(2)宮廷に関係のある方々。公家(クゲ)や女官など。また,その家。ごしょざま。「年久しく―に宮仕ひせしが/浮世草子・五人女 3」
ごしょ-かん【御所羹】🔗⭐🔉
ごしょ-かん [2] 【御所羹】
寒天の中に薄く輪切りにしたミカンを入れて固めた和菓子。
ごしょ-ぐるま【御所車】🔗⭐🔉
ごしょ-ぐるま [3] 【御所車】
(1)牛車(ギツシヤ)の俗称。源氏車。
(2)家紋の一。「源氏車」に同じ。
ごしょ-ことば【御所詞】🔗⭐🔉
ごしょ-ことば [3] 【御所詞】
室町時代以降,宮中の女官の間に行われた特殊な言葉。
→女房詞(ニヨウボウコトバ)
ごしょ-ざくら【御所桜】🔗⭐🔉
ごしょ-ざくら [3] 【御所桜】
サトザクラの一種。花は大形で八重咲き。
ごしょ-ざむらい【御所侍】🔗⭐🔉
ごしょ-ざむらい ―ザムラヒ 【御所侍】
禁中・院の御所・摂家に仕えた身分の低い侍。ごしょさぶらい。
ごしょ-ぞめ【御所染(め)】🔗⭐🔉
ごしょ-ぞめ [0] 【御所染(め)】
寛永(1624-1644)頃,女院の御所で好んで染められ,官女などに賜った染め物。また,その染め方。これを模したものが各地で流行したという。
ごしょ-づくり【御所作り・御所造り】🔗⭐🔉
ごしょ-づくり [3] 【御所作り・御所造り】
(1)菊一文字(キクイチモンジ)の異名。御所鍛(ギタ)い。
(2)御所風の家の造り。
ごしょ-どき-もよう【御所解(き)模様】🔗⭐🔉
ごしょ-どき-もよう ―モヤウ [5] 【御所解(き)模様】
和服の模様の一。御殿や欄干・檜扇(ヒオウギ)・四季の花や木などを散らした多彩で華麗な模様。
ごしょ-にんぎょう【御所人形】🔗⭐🔉
ごしょ-にんぎょう ―ギヤウ [3] 【御所人形】
幼児の裸人形。大きな頭に小さな目鼻立ちで,丸々と太り,肌は胡粉(ゴフン)塗りで白い。江戸時代には,御所方が諸大名への贈答に用いた。大内人形。お土産人形。拝領人形。伊豆蔵(イズクラ)人形。
ごしょ-ふう【御所風】🔗⭐🔉
ごしょ-ふう 【御所風】
(1)(町人や武士の風俗・様式に対して)御所めいていること。優美で上品なこと。
(2)江戸初期の女性の髪形。束ねた髪を根の周りに巻き付け,一本の笄(コウガイ)でとめたもの。御所風髷(ワゲ)。
御所風(2)
[図]
[図]
ごしょ-ぶぎょう【御所奉行】🔗⭐🔉
ごしょ-ぶぎょう ―ギヤウ [3] 【御所奉行】
鎌倉・室町幕府の職名。将軍の寺社参詣のことや年中行事など,営中の諸事をつかさどった。
ごしょ-まと【御所的】🔗⭐🔉
ごしょ-まと 【御所的】
室町時代,正月に将軍の御所で行なった弓技。
ごしょ-むね【御所棟】🔗⭐🔉
ごしょ-むね [0] 【御所棟】
端に獅子口(シシグチ)のある大棟。
ごしょ-もよう【御所模様】🔗⭐🔉
ごしょ-もよう ―ヤウ [3] 【御所模様】
御所風の上品な模様。
ごしょ-らくがん【御所落雁】🔗⭐🔉
ごしょ-らくがん [4] 【御所落雁】
干菓子の一。溶いた氷砂糖ともち米の粉で製した落雁。長方形で紅・白がある。富山県井波町の銘菓。
ごしょざくらほりかわようち【御所桜堀川夜討】🔗⭐🔉
ごしょざくらほりかわようち ―ホリカハヨウチ 【御所桜堀川夜討】
人形浄瑠璃,時代物の一。文耕堂・三好松洛作。1737年初演。通称「堀川夜討」。「平家物語」「義経記」などの土佐坊昌俊(シヨウシユン)が堀川御所を襲撃したことを中心とし,義経・伊勢三郎・弁慶・静御前などの伝説を加えて脚色。
ごしょのごろぞう【御所の五郎蔵】🔗⭐🔉
ごしょのごろぞう ―ゴロザウ 【御所の五郎蔵】
歌舞伎「曾我綉侠御所染(ソガモヨウタテシノゴシヨゾメ)」の通称。河竹黙阿弥作。1864年江戸市村座初演。柳亭種彦の読本「浅間嶽面影双紙(アサマガタケオモカゲソウシ)」を脚色したもの。
ごす-さま【御所様】🔗⭐🔉
ごす-さま 【御所様】
〔「ごす」は「ごしょ」の転〕
摂家・大臣家などの子女が,父を敬って呼ぶ語。ごっさん。
ごせ【御所】🔗⭐🔉
ごせ 【御所】
奈良県西部の市。江戸初期,桑山氏の城下町。大和売薬・大和絣(ガスリ)で知られた。古代の遺跡が多い。
ごっ-さん【御所様】🔗⭐🔉
ごっ-さん 【御所様】
(1)「ごすさま」の転。
(2)「ごてさん(御亭様)」の転。
ごしょ【御所】(和英)🔗⭐🔉
ごしょ【御所】
an Imperial Palace.
大辞林に「御所」で始まるの検索結果 1-25。