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お-はぐろ【御歯黒・鉄漿】🔗⭐🔉
お-はぐろ [0] 【御歯黒・鉄漿】
〔「歯黒め」の女房詞〕
(1)歯を黒く染めること。古く上流婦人の間に起こり,院政期頃から貴族の男子もつけた。室町時代には,女子は九歳になると成年のしるしとしてつけ,江戸時代には,既婚婦人がつけた。かねつけ。
(2)かねつけに使う褐色の液体。酢・茶などに鉄片を浸し,飴なども入れ,付きをよくするために五倍子粉(フシノコ)を入れる。これを筆で歯に塗る。かね。
おはぐろ-おや【御歯黒親】🔗⭐🔉
おはぐろ-おや 【御歯黒親】
女性が初めて御歯黒をつける時,その儀式の世話をする婦人。親類や知人の中で,徳望ある人に依頼した。鉄漿親(カネオヤ)。筆親。「おはてなされた母様の,―にならせられ/浄瑠璃・薩摩歌」
おはぐろ-つぼ【御歯黒壺】🔗⭐🔉
おはぐろ-つぼ [4] 【御歯黒壺】
御歯黒{(2)}を入れる壺。
おはぐろ-どぶ【御歯黒溝】🔗⭐🔉
おはぐろ-どぶ [4] 【御歯黒溝】
〔遊女が御歯黒を捨てたことからとも,汚水が黒いための連想からとも〕
遊女の逃亡を防ぐため,江戸新吉原遊郭の周囲にめぐらした溝。おはぐろぼり。
おはぐろ-とんぼ【御歯黒蜻蛉】🔗⭐🔉
おはぐろ-とんぼ [5] 【御歯黒蜻蛉】
ハグロトンボに同じ。カネツケトンボ。[季]夏。
おはぐろ-はじめ【御歯黒始め】🔗⭐🔉
おはぐろ-はじめ 【御歯黒始め】
女子が初めて御歯黒をつける儀式。男子の元服式にあたる。平安時代には,八,九歳の頃に行う習慣であったが,江戸時代には一三歳で行うようになり,さらに一三歳では儀式だけで,歯を染めるのは結婚後とするのが一般的になった。一三歳の式。清墨(キヨズミ)の式。初鉄漿(ハツカネ)。歯黒初め。
おはぐろ-ばな【御歯黒花】🔗⭐🔉
おはぐろ-ばな [4] 【御歯黒花】
ウマノスズクサの異名。
大辞林に「御歯黒」で始まるの検索結果 1-7。