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お-ゆどの【御湯殿】🔗🔉

お-ゆどの [0] 【御湯殿】 (1)内裏清涼殿の西庇(ニシビサシ)の北にあって,天子が湯浴みをする部屋。 →清涼殿 (2)「御湯殿の儀式」の略。「―は酉の時とか/紫式部日記」 (3)湯浴みや湯をわかすのに奉仕する役。「―は宰相の君,御むかへ湯大納言の君/紫式部日記」

おゆどの-の-うえ【御湯殿の上】🔗🔉

おゆどの-の-うえ ―ウヘ 【御湯殿の上】 清涼殿の御湯殿と廊下を隔てた一室の称。御湯殿のことをつかさどる女官のいる所で,食事の調度などが置かれた。また,宮中以外の,貴人の殿舎の御湯殿近くにある侍女の詰め所をもいった。 →清涼殿

おゆどの-の-ぎしき【御湯殿の儀式】🔗🔉

おゆどの-の-ぎしき 【御湯殿の儀式】 皇子に産湯(ウブユ)を使わせる儀式。普通,湯殿は里方の寝殿に設け,朝夕二回,七日間行う。湯殿の外では読書・鳴弦・散米などの儀が行われた。御湯殿始め。

おゆどの-はじめ【御湯殿始め】🔗🔉

おゆどの-はじめ 【御湯殿始め】 (1)「御湯殿の儀式」に同じ。 (2)鎌倉時代以降武家で行われた,正月に初めて湯殿を開いて入浴する儀式。湯殿始め。湯始め。

おゆどののうえのにっき【御湯殿上日記】🔗🔉

おゆどののうえのにっき オユドノノウヘ― 【御湯殿上日記】 内裏清涼殿内の御湯殿の上に伺候する女官たちが書き継いだ仮名書き日記。室町中期から江戸末期までのものが伝存する。女房詞を多く交え,宮中内外の諸事動静を伝えている。御湯殿上記。御湯殿記。

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