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かん-こう【慣行】🔗🔉

かん-こう クワンカウ [0] 【慣行】 しきたりとして行われていること。「―に従う」「―を破る」

かん-しゅう【慣習】🔗🔉

かん-しゅう クワンシフ [0] 【慣習】 (名)スル (1)ある社会で,長い間にみんなに認められるようになったならわし。世間のしきたり。「土地の―に従う」 (2)なれること。習慣となること。「風俗に―する/民約論(徳)」

かんしゅう-ふうたい【慣習風袋】🔗🔉

かんしゅう-ふうたい クワンシフ― [5] 【慣習風袋】 取引で,慣習により,風袋(包装・容器など)の目方を総重量から差し引くことが認められている重量。普通風袋。習慣風袋。

かんしゅう-ほう【慣習法】🔗🔉

かんしゅう-ほう クワンシフハフ [0][3] 【慣習法】 慣習のうちで,国家による強制がなくても,人々に法として意識され守られているもの。国家からどのような効力を付与されるかは,国・時代・問題により異なる。不文法の典型的なもの。習慣法。 →国家法

かん-じゅく【慣熟】🔗🔉

かん-じゅく クワン― [0] 【慣熟】 (名)スル 物事に十分になれて,上手になること。「芸に―することを求め/西国立志編(正直)」

かん-しゅだん【慣手段】🔗🔉

かん-しゅだん クワン― [3] 【慣手段】 〔「慣用手段」の略〕 いつも決まってとる手段。常套(ジヨウトウ)手段。

かん-せい【慣性】🔗🔉

かん-せい クワン― [0] 【慣性】 〔物〕 物体が外力の作用を受けない限り同じ運動状態を続けようとする性質。 →慣性の法則

かんせい-けい【慣性系】🔗🔉

かんせい-けい クワン― [0] 【慣性系】 慣性の法則が成り立つ座標系。慣性系に対して等速度運動する座標系も慣性系であって,古典力学や特殊相対性理論は慣性系において基本方程式が記述される。惰性系。

かんせい-こうほう【慣性航法】🔗🔉

かんせい-こうほう クワン―カウハフ [5] 【慣性航法】 航空機・船舶などが,自己の加速度を検出し,速度・移動距離などをコンピューターで計算して自分の位置を求める航法。 →慣性誘導装置

かんせい-しつりょう【慣性質量】🔗🔉

かんせい-しつりょう クワン―リヤウ [6] 【慣性質量】 ニュートンの運動方程式を基礎として,慣性の大きさから定義された質量。 →質量

かんせい-ていこう【慣性抵抗】🔗🔉

かんせい-ていこう クワン―カウ [5] 【慣性抵抗】 (1)「慣性力」に同じ。 (2)流体力学で,圧力抵抗のこと。

かんせい-の-ほうそく【慣性の法則】🔗🔉

かんせい-の-ほうそく クワン―ハフソク [0] 【慣性の法則】 静止しているか,等速直線運動をしている物体は,外力が働かなければいつまでもその状態を続けるという法則。運動の第一法則。 →運動の法則

かんせい-モーメント【慣性―】🔗🔉

かんせい-モーメント クワン― [5] 【慣性―】 ある軸の周りに回転運動する物体の,回転に対する慣性の大きさを表す量。その軸の周りの慣性モーメントが大きいほど,回転運動の変化を起こさせにくい。回転軸に対する物体の質量分布によって決まる。慣性能率。

かんせい-ゆうどうそうち【慣性誘導装置】🔗🔉

かんせい-ゆうどうそうち クワン―イウダウサウチ [9] 【慣性誘導装置】 船舶・航空機・宇宙船などが移動する際,位置の変化を自動的に知り得る装置。精密なジャイロにより絶対水平を保つ安定台に取り付けた加速度・角速度・重力の変化を感知する計器と積算機から成る。

かんせい-りょく【慣性力】🔗🔉

かんせい-りょく クワン― [3] 【慣性力】 慣性系に対し加速度運動をしている座標系で運動方程式を記述する際に現れる見かけ上の力。大きさは質量に加速度を乗じたもの,向きは加速度と逆。慣性抵抗。

かん-よう【慣用】🔗🔉

かん-よう クワン― [0] 【慣用】 (名)スル 一般に用いられること。普通に使われること。「世間の―を重視する」「坊主の―する手段を試みるがよい/吾輩は猫である(漱石)」

かんよう-おん【慣用音】🔗🔉

かんよう-おん クワン― [3] 【慣用音】 漢音・呉音・唐音などとは異なるが,日本で広く使われ,一般化している漢字の音。石(せき・じゃく)を「こく」(千石船(センゴクブネ)),輸(しゅ)を「ゆ」(輸出)と読む類。通用音。

かんよう-く【慣用句】🔗🔉

かんよう-く クワン― [3] 【慣用句】 (1)二語以上が結合し,その全体が一つの意味を表すようになって固定したもの。「道草を食う」「耳にたこができる」の類。慣用語。イディオム。 (2)二語以上が,きまった結びつきしかしない表現。「間髪を入れず」「悦に入る」の類。慣用語。イディオム。

かんよう-ご【慣用語】🔗🔉

かんよう-ご クワン― [0] 【慣用語】 (1)一般に,特定の場面で習慣として使われていることば。きまり文句。「お早う」「ごめん下さい」の類。 (2)学術用語・官庁用語など,ある限られた社会・集団で習慣的によく使われる用語や言いまわし。通用語。 (3)「慣用句」に同じ。

かんよう-めい【慣用名】🔗🔉

かんよう-めい クワン― [3] 【慣用名】 古くから知られた化合物について,呼び慣らわされた名称。苛性(カセイ)ソーダ(水酸化ナトリウム)・炭酸ガス(二酸化炭素)など。

かんよう-よみ【慣用読み】🔗🔉

かんよう-よみ クワン― [0] 【慣用読み】 慣用による読み方。正式な読み方以外によく用いられる読み方。

かん-れい【慣例】🔗🔉

かん-れい クワン― [0] 【慣例】 これまで行われてきて習慣のようになったやり方。ならわし。しきたり。「―に従う」

なら・う【倣う・慣らう】🔗🔉

なら・う ナラフ [2] 【倣う・慣らう】 (動ワ五[ハ四]) (1)あることを手本として同様に行う。まねる。「前例に―・う」「イギリスに―・った制度」 (2)何度も繰り返して,それが習慣になっている。なれている。「をのこも(船旅ヲ)―・はむはいとも心細し/土左」「さる御用意は―・はせ給へれば/大鏡(道隆)」 (3)慣れ親しむ。「使はるる人々も年頃―・ひて/竹取」 [慣用] 顰(ヒソ)みに―/右へ倣え

ならし【慣らし・馴らし】🔗🔉

ならし [3] 【慣らし・馴らし】 (1)ならすこと。練習。「―運転」「―に一矢づつ射て見候はん/太平記 17」 (2)ならわし。習慣。「宇治勢多―に馬筏を組んで渡して/盛衰記 34」

なら・す【慣らす・馴らす】🔗🔉

なら・す [2] 【慣らす・馴らす】 (動サ五[四]) (1)繰り返し接してなじむようにする。なれさせる。順応させる。「体を寒さに―・す」「何度も英会話のテープを聞いて耳を―・す」 (2)獣や鳥が人になれるようにする。《馴》「野生の象を―・す」 (3)なれすぎて無遠慮に扱う。「人をも―・さず人にも―・されず/十訓 1」 〔「慣れる」に対する他動詞〕

ならわし【習わし・慣わし】🔗🔉

ならわし ナラハシ [0] 【習わし・慣わし】 (1)これまでの習慣となっていること。しきたり。ならい。風習。「毎月一回集まるのが―だ」「世の―」 (2)ならわすこと。なれさせること。練習。「郭公(ホトトギス)羽―に枝うつりせよ/伊勢集」

ならわ・す【習わす・慣わす】🔗🔉

ならわ・す ナラハス [3] 【習わす・慣わす】 (動サ五[四]) (1)ならわせる。学習させる。「ピアノを―・す」 (2)(動詞の連用形に付いて)いつも…する。…する習慣である。「読み―・す」「呼び―・す」 (3)習慣となるようにさせる。なれさせる。「かくたいだいしくやは―・すべき/竹取」 (4)こらしめる。いましめる。ならわかす。「いで―・さんとてつと立つ。あは,事出で来たりとて犇(ヒシメ)く/義経記 3」

な・る【慣る・馴る・狎る・熟る】🔗🔉

な・る 【慣る・馴る・狎る・熟る】 (動ラ下二) ⇒なれる(慣・馴) ⇒なれる(狎) ⇒なれる(熟)

なれ【慣れ・馴れ】🔗🔉

なれ [2] 【慣れ・馴れ】 (1)たび重なってなれること。習熟すること。「別に技術はいらぬ。―だけだ」「―が怖い」 (2)〔心〕 同じ刺激を繰り返し与えると,それに対する反応がしだいに弱くなりやがて消失すること。

なれっ-こ【慣れっこ・馴れっこ】🔗🔉

なれっ-こ [2] 【慣れっこ・馴れっこ】 なれきって特別のこととも感じないこと。「父の小言には―になっている」

な・れる【慣れる・馴れる】🔗🔉

な・れる [2] 【慣れる・馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 な・る (1)たびたび経験した結果,当たり前のこととして受けとめるようになる。なれっこになる。「都会での生活に―・れる」「会議の雰囲気に―・れる」「待たされるのには―・れている」 (2)何度も経験してうまくできるようになる。習熟する。「料理も―・れれば手際よくなる」「―・れた手つき」「―・れない仕事で疲れた」 (3)接触する機会が多く,心理的な隔たり・距離感がなくなる。(ア)人に親しみをもつようになる。「生徒はようやく新しい先生に―・れてきた」(イ)獣・鳥などが人に対して警戒心や敵愾心(テキガイシン)をもたなくなる。「野生の動物はなかなか人に―・れない」 (4)体になじんで具合がよくなる。「足に―・れた靴」 (5)動詞の連用形や名詞の下に付いて,何度も経験して具合がよくなる意を表す。「履き―・れた靴」「書き―・れた万年筆」「旅―・れた人」 (6)なじんで打ち解ける。「唐ごろも着つつ―・れにし妻しあればはるばる来(キ)ぬる旅をしぞ思ふ/伊勢 9」 (7)着物が着古されてよれよれになる。「紐解かず丸寝(マロネ)をすれば我(ア)が着たる衣は―・れぬ/万葉 1787」 〔「慣らす」に対する自動詞〕 [慣用] 習うより慣れよ

かんこう【慣行】(和英)🔗🔉

かんこう【慣行】 habitual practice.〜の customary.→英和

かんしゅう【慣習】(和英)🔗🔉

かんしゅう【慣習】 ⇒習慣.慣習法 the common[customary]law.

かんせい【慣性】(和英)🔗🔉

かんせい【慣性】 inertia.→英和

かんよう【慣用】(和英)🔗🔉

かんよう【慣用】 common use;usage.→英和 〜の common;→英和 customary;→英和 idiomatic (語句の).‖慣用語句 an idiomatic expression;an idiom.

かんれい【慣例】(和英)🔗🔉

かんれい【慣例】 (a) custom;→英和 a usage;→英和 a precedent (先例).→英和 〜的(に) conventional(ly).→英和

なれ【慣れ】(和英)🔗🔉

なれ【慣れ】 practice (練習);→英和 experience (経験).→英和

なれる【慣[馴]れる】(和英)🔗🔉

なれる【慣[馴]れる】 (1)[慣れる]get[be]used[accustomed];become familiar;be experienced(経験).→英和 (2)[馴れる]be tame(d).→英和 慣れた(ない) (un)skillful;(in)experienced.馴れた(ない) tame (untamed,wild).

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