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すりこ-ぎ【擂り粉木】🔗🔉

すりこ-ぎ [3] 【擂り粉木】 (1)すり鉢で物をすりつぶすのに用いる棒。山椒(サンシヨウ)の木で作ったものがよいとされる。連木(レンギ)。すりぎ。あたりぎ。 (2)僧,特に下級の僧を軽蔑していう語。頭の形からの連想とも,味噌を擂ることからともいう。「編笠で―の来るせはしなさ/柳多留 46」 (3)〔味噌をすり鉢で擂ることから〕 みそ汁。「右の脈が頭勝ちなはもし―などは参らぬか/浄瑠璃・今宮心中(中)」

すりこぎ=で芋(イモ)を盛(モ)る🔗🔉

――で芋(イモ)を盛(モ)る 不可能なことのたとえ。

すりこぎ=で腹を切る🔗🔉

――で腹を切る 「擂り粉木で芋を盛る」に同じ。

すりこぎ=に羽根が生える🔗🔉

――に羽根が生える ありえないことのたとえ。

すりこぎ=の年は後(アト)へよる🔗🔉

――の年は後(アト)へよる 木は年を経ると伸びて高くなるが,すりこ木は古くなると短くなることをいう。

すりこぎ=を食わぬ者はない🔗🔉

――を食わぬ者はない 〔味噌を擂(ス)ると必ずすりこ木も削られて味噌に混じることから〕 身分の上下を問わず,味噌汁を飲まない者はないことをいう。

すりこぎ-あたま【擂り粉木頭】🔗🔉

すりこぎ-あたま [5] 【擂り粉木頭】 すりこ木の先のように丸い頭。

すりこぎ-かくし【擂り粉木隠し】🔗🔉

すりこぎ-かくし [5] 【擂り粉木隠し】 陰暦一一月の大師講の日に降る雪。大師講にまつわる伝説の一。弘法大師をもてなすため稲を盗んだ老女の,指のない足の跡を隠すため,大師が雪を降らせるという。でんぼ隠し。跡隠しの雪。

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