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よど【淀・澱】🔗🔉

よど [1] 【淀・澱】 (1)水が流れずたまったところ。よどみ。 (2)軒先の広小舞の上にある厚さ4センチメートルほどの平たい横木。淀貫(ヨドヌキ)。

よど【淀】🔗🔉

よど 【淀】 京都市伏見区の一地区。宇治・桂・木津の三川の合流点付近にあり,淀川水運の要港として栄えた。淀城址が残る。近世は稲葉氏の城下町。古来,薦(コモ)やあやめなどを景物として和歌に詠まれた。((歌枕))「山城の―の若薦かりにだに/古今(恋五)」

よど-がわ【淀川】🔗🔉

よど-がわ ―ガハ 【淀川】 滋賀県の琵琶湖を水源とし,京都盆地南部を西流,盆地西端で桂川と木津川を合わせ,大阪平野を南西流して大阪湾に注ぐ川。長さ75キロメートル。上流を瀬田川・宇治川といい,狭義では桂川・木津川との合流点から下流をさす。((歌枕))「さみだれは近くなるらし―のあやめの草もみくさおひにけり/拾遺(夏)」

よどがわ-つつじ【淀川躑躅】🔗🔉

よどがわ-つつじ ―ガハ― [5][6] 【淀川躑躅】 ツツジ科の落葉低木。朝鮮・対馬に自生するチョウセンヤマツツジの八重咲き種で,古くから観賞用に栽培される。五月頃,枝先に淡紅紫色で濃紫点のある径約5センチメートルの花を二,三個ずつ開く。

よどがわ-の【淀川の】🔗🔉

よどがわ-の ―ガハ― 【淀川の】 (枕詞) 同音の「よどむ」にかかる。「―よどむと人は見るらめど流れて深き心ある物を/古今(恋四)」

よど-ぎみ【淀君】🔗🔉

よど-ぎみ 【淀君】 (1567-1615) 豊臣秀吉の側室。名は茶茶。淀殿とも。浅井長政の長女。母は織田信長の妹お市の方。母の再嫁先柴田勝家滅亡後,秀吉の側室となった。鶴松・秀頼の二子を産み権勢を誇ったが,大坂夏の陣で自刃。

よど-せ【淀瀬】🔗🔉

よど-せ 【淀瀬】 水の淀んでいる瀬。「―には浮き橋渡し/万葉 3907」

よどのかわせ【淀の川瀬】🔗🔉

よどのかわせ ヨドノカハセ 【淀の川瀬】 上方端歌・端唄・うた沢の一。二上(ニアガ)り。京都と大坂を結ぶ三十石船が淀川を上る情景をうたったもの。

よどばし【淀橋】🔗🔉

よどばし 【淀橋】 東京都新宿区西部を占める地区。旧区名。かつて淀橋浄水場があり,その跡地を中心に高層ビル群が建ち並び,新宿副都心が形成された。

よど-ぶね【淀舟】🔗🔉

よど-ぶね [2] 【淀舟】 淀川を往来する舟。特に,淀を中心に淀川水系において貨客輸送に従事した川船。淀上荷船。

よどみ【淀み・澱み】🔗🔉

よどみ [0] 【淀み・澱み】 (1)水が流れずにたまっていること。また,その所。「―に浮かぶうたかたは/方丈記」 (2)話がつかえて,すらすらと進まないこと。「―ない弁舌」 (3)液体の下方に沈みたまったもの。

よど・む【淀む・澱む】🔗🔉

よど・む [2][0] 【淀む・澱む】 (動マ五[四]) (1)流れがとどこおって水がたまる。「流レガ―・ム/ヘボン」 (2)物事が順調に進まない。ためらう。「言葉が―・む」「言い―・む」「人言の繁きによりて―・むころかも/万葉 3109」 (3)水の底に沈んでたまる。沈殿する。「水槽の底に泥が―・んでいる」 (4)空気が入れ替わらず,息苦しい感じである。「窓を閉め切ったままなので空気が―・んでいる」 (5)沈滞して,活気がなくなる。「社内の―・んだ空気を一掃する」

よどや【淀屋】🔗🔉

よどや 【淀屋】 江戸前期から中期の大坂の豪商。材木商から始まり,諸藩の蔵元をつとめ巨富を積み,大坂総年寄を兼ねたが,五代辰五郎(三郎右衛門)に至り,1705年,闕所(ケツシヨ)処分をうけて断絶した。

よどや-たつごろう【淀屋辰五郎】🔗🔉

よどや-たつごろう ―タツゴラウ 【淀屋辰五郎】 元禄(1688-1704)頃の大坂の豪商。幕府の奢侈禁止政策にふれ,1705年闕所(ケツシヨ)処分をうけた。浄瑠璃「淀鯉出世滝徳(ヨドゴイシユツセノタキノボリ)」,歌舞伎「傾城楊柳桜(ケイセイヤナギサクラ)」などに脚色される。生没年未詳。

よどや-ばし【淀屋橋】🔗🔉

よどや-ばし 【淀屋橋】 〔淀屋がかけたことからいう〕 大阪市北区中之島と中央区北浜を結ぶ,土佐堀川にかかる御堂筋の橋。

よどみ【淀み】(和英)🔗🔉

よどみ【淀み】 stagnation (停滞);a deposit (沈殿物);→英和 hesitation (口ごもり).〜なくfluently[without hesitation].→英和

よどむ【淀む】(和英)🔗🔉

よどむ【淀む】 [停滞]be stagnant;stagnate;→英和 [沈殿]settle;→英和 [言いよどむ]hesitate;→英和 falter.→英和

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