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かぐら【神楽】🔗🔉

かぐら [1] 【神楽】 〔「かむくら(神座)」の転〕 (1)神をまつるために奏する歌舞。 (2)宮中の儀式芸能の一。歌が主体で,一部舞を伴う。楽器は和琴・大和笛(神楽笛)・笏拍子(シヤクビヨウシ)であったが,のちに篳篥(ヒチリキ)が加わった。平安時代中期に成立。今日に伝わる。御神楽(ミカグラ)。 (3)民間神事芸能の一。各地の神社で祭礼の折などに行われる舞・囃子(ハヤシ)。巫女神楽・出雲神楽・伊勢神楽・獅子神楽などに分類される。里神楽。[季]冬。 (4)能や狂言の舞事の一種。能では女神・巫女(ミコ)などが幣や扇を持ち,狂言では巫女が鈴を持って舞う。 (5)下座音楽の本神楽のこと。

かぐら-うた【神楽歌】🔗🔉

かぐら-うた [3] 【神楽歌】 (1)古代の宮廷歌謡の一。神楽{(1)}の折に歌われるもの。 (2)神楽{(2)}で歌う歌。神歌。

かぐら-お【神楽男】🔗🔉

かぐら-お ―ヲ 【神楽男】 神楽を奏する男。

かぐら-ざさ【神楽笹】🔗🔉

かぐら-ざさ [3] 【神楽笹】 オカメザサの異名。

かぐら-ざめ【神楽鮫】🔗🔉

かぐら-ざめ [3] 【神楽鮫】 カグラザメ目の海魚。全長8メートルに達する。体は暗褐色から黒灰色で腹面は灰色。体側に鰓孔(エラアナ)が六対ある。卵胎生。肉は練り製品にする。温帯・熱帯の深海域に分布。

かぐら-し【神楽師】🔗🔉

かぐら-し [3] 【神楽師】 里神楽を舞う人。

かぐら-じし【神楽獅子】🔗🔉

かぐら-じし [4][3] 【神楽獅子】 (1)太神楽(ダイカグラ)・山伏神楽などの神楽系の芸能に見られる獅子舞。伎楽・田楽・風流などの獅子舞を区別していう語。 (2)神前で奉納される獅子舞。

かぐら-すず【神楽鈴】🔗🔉

かぐら-すず [3] 【神楽鈴】 (1)神楽を奏する時に持つ鈴。小さい鈴を一二個綴(ツヅ)って柄をつけたもの。翁の三番叟などにも用いる。 (2){(1)}にかたどった紋章。 神楽鈴(1) [図]

かぐら-せん【神楽銭】🔗🔉

かぐら-せん [3] 【神楽銭】 神楽を奉納するために出す金銭。

かぐら-だいこ【神楽太鼓】🔗🔉

かぐら-だいこ [4] 【神楽太鼓】 神楽を奏する時に使う大太鼓。また,その音。

かぐら-づき【神楽月】🔗🔉

かぐら-づき [3] 【神楽月】 陰暦一一月の異名。

かぐら-でん【神楽殿】🔗🔉

かぐら-でん [3] 【神楽殿】 神社の境内に設けて神楽を奏する建物。楽殿。神楽堂。

かぐら-どう【神楽堂】🔗🔉

かぐら-どう ―ダウ [0] 【神楽堂】 「神楽殿」に同じ。

かぐら-ばやし【神楽囃子】🔗🔉

かぐら-ばやし [4] 【神楽囃子】 (1)関東で,祭り囃子のこと。神田囃子・葛西(カサイ)囃子など。 (2)神楽の囃子。

かぐら-ぶえ【神楽笛】🔗🔉

かぐら-ぶえ [3][4] 【神楽笛】 日本古来の横笛。六孔で宮中の神楽に用いる。太笛(フトブエ)。大和笛(ヤマトブエ)。神笛。

かぐら-め【神楽女】🔗🔉

かぐら-め 【神楽女】 「神楽巫女(ミコ)」に同じ。

かぐら-めん【神楽面】🔗🔉

かぐら-めん [3] 【神楽面】 神楽{(2)}で使う仮面。地方によって異なるが,江戸神楽では男面・女神面・おかめ・ひょっとこ・潮吹き面などの人面のほか,動物の面なども用いる。

かぐら-が-おか【神楽岡】🔗🔉

かぐら-が-おか ―ヲカ 【神楽岡】 京都市左京区にある吉田神社の東方の丘陵。海抜124メートル。吉田山。

かぐらざか【神楽坂】🔗🔉

かぐらざか 【神楽坂】 東京都新宿区東部の地名。第二次大戦前までは花街(カガイ)として知られた。

かみ【神】🔗🔉

かみ [1] 【神】 人間を超えた存在で,人間に対し禍福や賞罰を与え,信仰・崇拝の対象となるもの。 (1)(ア)宗教・習俗において,信仰・崇拝・儀礼・神話・教義などの中心となる位格・存在。日本の神道や民俗の祭りでまつられる対象,またはユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの超越的絶対者。仏教では,仏や菩薩の権現・守護者などとされ,仏とは区別される。「―に祈る」「―のお告げ」(イ)哲学で,世界や人間の在り方を支配する超越的・究極的な最高存在。 (2)(ア)日本の神話で,神武天皇より前に登場する人格神。「天地初めて発(ヒラ)けし時,高天の原に成れる―の名は/古事記(上訓)」(イ)天皇。「大君は―にしませば/万葉 235」(ウ)人間に危害を加える恐ろしいもの。蛇・虎など。「韓国(カラクニ)の虎といふ―を/万葉 3885」(エ)かみなり。なるかみ。「―いとおそろしう鳴りたれば/枕草子 99」

かみ=と仏は水波(スイハ)の隔(ヘダ)て🔗🔉

――と仏は水波(スイハ)の隔(ヘダ)て 神と仏とはちょうど水と波とのようにただ形が違うだけで,もとは同体である。

かみ=ならぬ身(ミ)🔗🔉

――ならぬ身(ミ) 全知全能の神ではない身,すなわち人間。凡夫。「―では知るよしもない」

かみ=の正面(シヨウメン)仏(ホトケ)の真尻(マジリ)🔗🔉

――の正面(シヨウメン)仏(ホトケ)の真尻(マジリ) 〔「真尻」は後ろの意〕 神棚は正面の高い所に,仏壇は陰に設けよの意。

かみ=の存在証明(ソンザイシヨウメイ)🔗🔉

――の存在証明(ソンザイシヨウメイ) 信仰における神の存在を,理性によって哲学的に証明すること。中世のスコラ哲学・近世哲学・キリスト教神学などにおいて試みられた。その形式により,存在論的証明・宇宙論的証明・目的論的証明・道徳的証明などに分けられる。

かみ=の見えざる手🔗🔉

――の見えざる手 市場経済の自動調節機構をいう語。経済活動を個々人の私利をめざす行為に任せておけば「神の見えざる手」により社会全体の利益が達成される,というアダム=スミスの経済社会思想を示す語。

かみ=は正直(シヨウジキ)の頭(コウベ)に宿(ヤド)る🔗🔉

――は正直(シヨウジキ)の頭(コウベ)に宿(ヤド)る 神は正直な人間を守る。

かみ=は非礼(ヒレイ)を受けず🔗🔉

――は非礼(ヒレイ)を受けず 〔論語(八注)〕 神は,神をまつるべきでない邪悪な人間がまつってもその心を受けない。神は礼儀にはずれた物事は受納しない。

かみ=は見通し🔗🔉

――は見通し 神にはどんなことでも見えているから,偽ることはできない。神仏はお見通し。

かみ=も仏(ホトケ)もない🔗🔉

――も仏(ホトケ)もない 慈悲を垂れ人を救う神も仏もいない意で,世間の無情・無慈悲などをはかなんでいう語。

かみ-あしゃげ【神あしゃげ】🔗🔉

かみ-あしゃげ 【神あしゃげ】 奄美・沖縄地方で,神を招いて祭祀(サイシ)を行う場所。また,そこに建てられた祭祀用の建物。茅葺(カヤブ)きの寄せ棟造りで,壁はない。

かみ-うた【神歌】🔗🔉

かみ-うた [2] 【神歌】 (1)神の徳をたたえる歌。「―を歌ひ給ひければ/太平記 25」 (2)神祇(ジンギ)に関する内容を,今様歌謡の曲節によって謡ったもの。四句神歌(=今様体)と二句神歌(=短歌体)とがある。「かがみ(=地名)の傀儡(クグツ)ども参りて歌つかふまつりけるに,―になりて/無名抄」 (3)能楽で,「翁(オキナ)」のときに謡う詞章。しんか。

かみおか-こうざん【神岡鉱山】🔗🔉

かみおか-こうざん カミヲカクワウザン 【神岡鉱山】 岐阜県北端,神通川上流の神岡町にある鉱山。亜鉛・鉛を産出。富山県の神通川下流に発生したイタイイタイ病はこの鉱山の廃液が原因とされた。

かみ-がき【神垣】🔗🔉

かみ-がき [2] 【神垣】 神域を他と区切る垣。また,神域。斎垣(イガキ)。玉垣。

かみがき-の【神垣の】🔗🔉

かみがき-の 【神垣の】 (枕詞) 「御室(ミムロ)」にかかる。「―三室の山は/清輔集」

かみ-かくし【神隠し】🔗🔉

かみ-かくし [3] 【神隠し】 (1)子供などが不意に行方不明になり,探しても容易に見つからなかったり,茫然自失の状態で発見されたとき,それを天狗・迷わし神・隠し神など超自然的なものに隠されたと考えたもの。「―にあう」 (2)服喪(フクモ)中,白紙を張って神棚を隠すこと。

かみ-がく・る【神隠る】🔗🔉

かみ-がく・る 【神隠る】 (動ラ下二) 天皇が崩御(ホウギヨ)する。おかくれになる。「天皇―・れ給ひては/読本・雨月(白峯)」

かみ-がくれ【神隠れ】🔗🔉

かみ-がくれ 【神隠れ】 神の姿が見えなくなること。また,貴人の死にもいう。「岩橋の末絶えて―にぞなりにける/謡曲・葛城」

かみ-が・る【神がる】🔗🔉

かみ-が・る 【神がる】 (動ラ四) 〔遊里語〕 いやがる。うるさがる。「―・つてことばを濁す/黄表紙・心学早染草」

かみ-こうぶり【神冠・神位】🔗🔉

かみ-こうぶり ―カウブリ 【神冠・神位】 神に贈る位階。神位(シンイ)。

かみ-さ・びる【神さびる】🔗🔉

かみ-さ・びる [4] 【神さびる】 (動バ上一)[文]バ上二 かみさ・ぶ (1)古びて神々(コウゴウ)しく見える。「―・びた境内」 (2)古めかしくなる。年功を経ている。かんさびる。かむさびる。「―・びにたる子どもの母をば,何か/宇津保(国譲下)」

かみ-さ・む【神さむ】🔗🔉

かみ-さ・む 【神さむ】 (動マ上二) 「かみさびる」に同じ。「布留のやしろの―・みにけむ/蜻蛉(下)」

かみ-の-くに【神の国】🔗🔉

かみ-の-くに [1] 【神の国】 (1)神が治める国。神国。日本をさす。「―なる我国ぞかし/続拾遺(神祇)」 (2)キリスト教で,神の支配・統治する国。中世ではカトリック教会とされ,近代では,倫理的・道徳的なもの,また現実的な世の終わりの待望として理解される。

かみのくに【神の国】🔗🔉

かみのくに 【神の国】 〔原題 (ラテン) De civitate Dei〕 アウグスティヌス著。二二巻。413〜26年に成立。キリスト教への批判・攻撃に反駁して,その真理を論じたもの。神国論。

かみ-の-け【神の気】🔗🔉

かみ-の-け 【神の気】 神のたたり。また,そのために起こる病気。「―起らず,国安らかに平らぎなむ/古事記(中訓)」

かみ-の-こ【神の子】🔗🔉

かみ-の-こ [1] 【神の子】 〔古代オリエントで王の称号〕 (1)新約聖書で,イエスの称号。 (2)父なる神とイエスの特別な関係にあずかることで,キリスト教徒のこと。

かみ-の-ことば【神の言葉】🔗🔉

かみ-の-ことば [1] 【神の言葉】 (1)キリスト教で,神から与えられた啓示。聖書に示された言葉。 (2)神の啓示の体現者としてのキリスト。

かみ-の-し【神の死】🔗🔉

かみ-の-し [1] 【神の死】 〔(ドイツ) Tod Gottes〕 彼岸こそ真の世界とするプラトン的・キリスト教的価値観が崩壊し,ニヒリズム的状況が生じたこと。ニーチェにより宣言され,二〇世紀の哲学・神学に衝撃を与えた。

かみ-の-しもべ【神の僕】🔗🔉

かみ-の-しもべ [1] 【神の僕】 キリスト教で,神に仕える者。預言者・祭司・イエス-キリスト・使徒・信徒をいう。

かみ-の-その【神の園】🔗🔉

かみ-の-その 【神の園】 (1)神社の境内。神苑(シンエン)。神の園生(ソノウ)。 (2)〔祇園(ギオン)を訓読みして〕 京都東山,祇園の社(八坂神社)をさす。

かみ-の-たび【神の旅】🔗🔉

かみ-の-たび [1] 【神の旅】 陰暦一〇月,神々が諸国から出雲に行くこと。また,その道中。[季]冬。

かみ-の-たみ【神の民】🔗🔉

かみ-の-たみ [1] 【神の民】 (1)旧約聖書で,神が選び契約をなしたイスラエル民族のこと。 (2)新約聖書で,キリストの十字架により罪を贖(アガナ)われた新しい契約の民,キリスト教徒のこと。

かみ-の-つかい【神の使い】🔗🔉

かみ-の-つかい ―ツカヒ [1] 【神の使い】 神が召し使うといわれる種々の動物。日吉(ヒエ)神社の猿,八幡の鳩,稲荷(イナリ)の狐,春日(カスガ)の鹿,熊野の烏,北野の牛,大黒天の鼠,弁才天の蛇など。神のつかわしめ。

かみ-の-みかど【神の御門】🔗🔉

かみ-の-みかど 【神の御門】 (1)神殿の門。また,神のいます所。神域。「―を拝(オロガ)みて/古事記(中訓)」 (2)皇居。朝廷。「天皇(スメロキ)の―に外(ト)の重(ヘ)に立ち候ひ/万葉 443」

かみ-の-みこ【神の御子】🔗🔉

かみ-の-みこ [1][1]-[1] 【神の御子】 (1)神である天皇の子。皇子。「天皇(スメロキ)の―の出でましの/万葉 230」 (2)キリスト教で,イエス-キリストのこと。

かみ-の-みこと【神の命】🔗🔉

かみ-の-みこと 【神の命】 神や天皇に対する敬称。「八千矛(ヤチホコ)の―は八島国妻枕(マ)きかねて/古事記(上)」

かみ-の-みさか【神の御坂】🔗🔉

かみ-の-みさか 【神の御坂】 〔坂に神が住むとされたことから〕 神のいるという坂。けわしい坂。「東の国の恐(カシコ)きや―に/万葉 1800」

かみ-の-みち【神の道】🔗🔉

かみ-の-みち [1] 【神の道】 (1)神が教え伝えた道。かんながらの道。 (2)キリスト教で,福音の教え。また,その信仰。

かみ-の-みやひと【神の宮人】🔗🔉

かみ-の-みやひと 【神の宮人】 (1)神・神社に奉仕する人。「玉垣築き余し誰(タ)にかも依らむ―/古事記(下)」 (2)(天皇を神として)天皇に仕える宮人。大宮人。「皇祖(スメロキ)の―/万葉 1133」

かみ-の-るす【神の留守】🔗🔉

かみ-の-るす 【神の留守】 陰暦一〇月,諸国の神々が出雲(イズモ)に集まるので,まつられている地には神がいなくなるという俗信。[季]冬。《―巫女もなすなる里帰り/赤星水竹居》

かむ【神】🔗🔉

かむ 【神】 上代,「かみ(神)」が他の要素の前に付いて複合語を作るときの語形。 〔上代では複合語を作る際,「かむかぜ」「かむさぶ」など「かむ」の形をとる。また,中世以降,「かみ…」という複合語は撥音便形「かん…」をも生じ,これが「かむ…」と表記されることもあったので,上代の「かむ」の残存か「かみ」の音便形かの区別は困難である〕

かむ・ぶ【神ぶ】🔗🔉

かむ・ぶ 【神ぶ】 (動バ上二) 年月を経て神々しくなる。また,年老いる。「石上(イソノカミ)布留(フル)の神杉―・びにし/万葉 1927」

かん【神】🔗🔉

かん 【神】 ⇒かむ(神)

かん-さ・びる【神さびる】🔗🔉

かん-さ・びる [4] 【神さびる】 (動バ上一)[文]バ上二 かんさ・ぶ 「かみさびる」に同じ。「―・びた社」

しん【神】🔗🔉

しん [1] 【神】 〔「じん」とも〕 (1)精神。心。「そゞろに人をして―飛び魂(コン)馳するの情に堪へざらしむ/日光山の奥(花袋)」 (2)かみ。「―を敬ひ国を護る/謡曲・竹生島」

しん=に入(イ)・る🔗🔉

――に入(イ)・る 技術が非常にすぐれ,とても人間わざとは思えないほどである。

しん-い【神位】🔗🔉

しん-い [1] 【神位】 (1)朝廷が諸神に奉る位階。品位(ホンイ)と位階と勲位とがある。神階。 (2)祭儀に霊魂をすえる所。みたましろ。

しん-い【神威】🔗🔉

しん-い [1] 【神威】 神の威光。

しん-い【神異】🔗🔉

しん-い [1] 【神異】 (1)人間わざでないこと。「高僧等の―は不可思議にて/栂尾明恵上人遺訓」 (2)神々の示す不思議な事跡。

しん-い【神意】🔗🔉

しん-い [1] 【神意】 神の意志。神のみこころ。

しん-いき【神域】🔗🔉

しん-いきキ [0] 【神域】 神社の境内。

しん-いん【神韻】🔗🔉

しん-いんン [0] 【神韻】 芸術作品などの,人間の作ったものとは思われないようなすぐれた趣。「―を帯びる」

しんいん-せつ【神韻説】🔗🔉

しんいん-せつン― [3] 【神韻説】 中国,清代の詩人,王士禎の唱えた詩論。自然と我とが融け合った境地に生まれる,余韻・余情のこもった詩を最上とする主張。

しんいん-ひょうびょう【神韻縹渺】🔗🔉

しんいん-ひょうびょうンヘウベウ [0] 【神韻縹渺】 (ト|タル)[文]形動タリ 芸術作品のきわめてすぐれたさま。「―としたおもむき」

しん-えい【神詠】🔗🔉

しん-えい [0] 【神詠】 神が詠んだという和歌。

しん-えき【神易】🔗🔉

しん-えき [0] 【神易】 神の意向が表れる占い。占い。

しん-えん【神苑】🔗🔉

しん-えんン [0] 【神苑】 神社の境内。また,そこの庭園。

しん-えん【神垣】🔗🔉

しん-えんン [0] 【神垣】 神社のかき。また,神社。みずがき。たまがき。

しん-おん【神恩】🔗🔉

しん-おん [0][1] 【神恩】 神の恩恵。神のめぐみ。

しん-か【神化】🔗🔉

しん-か ―クワ [0][1] 【神化】 (名)スル (1)不思議な変化。 (2)神の化育。神の徳化。偉大な徳化。 (3)神・霊魂となること。 (4)神とみなすこと。

しん-か【神火】🔗🔉

しん-か ―クワ [1] 【神火】 (1)不思議な火。人知をこえた原因不明の火。落雷・噴火などによる出火をいうこともある。 (2)神域などで焚(タ)く,けがれのない火。

しん-か【神歌】🔗🔉

しん-か [1] 【神歌】 〔「じんか」とも〕 ⇒かみうた(神歌)(3)

しん-かい【神階】🔗🔉

しん-かい [0] 【神階】 ⇒しんい(神位)(1)

しん-かく【神格】🔗🔉

しん-かく [0] 【神格】 (1)神の地位。神の資格。 (2)神の格式。神の階級。社格。

しんかく-か【神格化】🔗🔉

しんかく-か ―クワ [0] 【神格化】 (名)スル 支配者などを神として扱うこと。神と見なすこと。

しん-がく【神学】🔗🔉

しん-がく [0] 【神学】 〔theology〕 特定の宗教を信仰する立場から,その宗教の教義や信仰について研究する学問。特に,キリスト教の神学についていわれることが多く,そこには聖書神学・歴史神学・組織神学・実践神学などの各部門があり,キリスト・終末・救済・宣教などが論じられる。

しんがく-の-ひ【神学の婢】🔗🔉

しんがく-の-ひ 【神学の婢】 〔(ラテン) ancilla theologiae〕 中世のスコラ学の体系で,哲学の神学に対する従属的位置を表すのに使われた表現。哲学は神学を理解するために役立つかぎりで価値があるとする。神学の侍女。

しんがくたいぜん【神学大全】🔗🔉

しんがくたいぜん 【神学大全】 〔原題 (ラテン) Summa Theologica〕 トマス=アクィナスの主著。神学の学としての位置づけ,神の存在認識(存在証明を含む)をはじめ,神と人間の本質・特性および諸徳・秘跡にわたる精細な考察を,整然たる順序で展開する。カトリック神学の集大成。

しんがっ-こう【神学校】🔗🔉

しんがっ-こう シンガクカウ [3] 【神学校】 キリスト教の教職者を養成する学校。

しんか-でん【神嘉殿】🔗🔉

しんか-でん 【神嘉殿】 (1)平安京大内裏の中和院の正殿。天皇が国家や土地の神をまつったところ。 (2)皇居皇霊殿の西に南面する殿舎。新嘗祭・神嘗祭をここで行う。また,南庭では,元旦に四方拝を行う。

しん-ぞ【神ぞ・真ぞ】🔗🔉

しん-ぞ 【神ぞ・真ぞ】 (副) 〔「神ぞ照覧あれ」の略。自誓の語〕 神かけて。ほんとうに。「―忝なう思ほゆる/浄瑠璃・淀鯉(上)」

しんとうすいこでん【神稲水滸伝】🔗🔉

しんとうすいこでん シンタウ― 【神稲水滸伝】 読本。二八編一四〇冊。岳亭定岡・知足館松旭作。岳亭定岡他画。1829年より81年(明治14)頃までの刊。結城合戦を舞台として「水滸伝」を翻案したもの。俊傑神稲水滸伝。

しん-もって【神以て】🔗🔉

しん-もって 【神以て】 (副) 神にかけて。全く。実に。「密通をいたせしこと―存ぜず/滑稽本・膝栗毛(発端)」

み【神・霊】🔗🔉

【神・霊】 霊的な力をもつものの意。「山祇(ヤマツミ)」「海神(ワタツミ)」など他の語と複合して用いられる。「やまつ―の奉る御調(ミツギ)と/万葉 38」

かぐら【神楽】(和英)🔗🔉

かぐら【神楽】 a Shinto music and dancing.〜を奏する play sacred music.

かみ【神】(和英)🔗🔉

かみ【神】 God (一神教の);→英和 the Lord (主);a god (多神教の);a goddess (女神).→英和 〜の divine;→英和 godly.〜(に)かけてby God.

こうごうしい【神々しい】(和英)🔗🔉

こうごうしい【神々しい】 divine;→英和 holy;→英和 sublime.→英和

しょうらん【神も照覧あれ.】(和英)🔗🔉

しょうらん【神も照覧あれ.】 Heaven be my witness!/So help me,God!

しんい【神意】(和英)🔗🔉

しんい【神意】 God's will.

しんがく【神学】(和英)🔗🔉

しんがく【神学】 theology.→英和 ‖神学校 a theological school.神学者 a theologian.

しんかくか【神格化】(和英)🔗🔉

しんかくか【神格化】 deification.〜する deify.→英和

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