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くす-し【薬師】🔗🔉

くす-し 【薬師】 医者。「―を新羅に求(マ)ぐ/日本書紀(允恭訓)」

くすし-の-かみ【薬師の神】🔗🔉

くすし-の-かみ 【薬師の神】 神代に医療・まじないの法を定めたといわれる大己貴(オオナムチ)・少彦名(スクナビコナ)の二神をいう。

くすし-ゆび【薬師指】🔗🔉

くすし-ゆび 【薬師指】 くすりゆび。

くすり-し【薬師】🔗🔉

くすり-し 【薬師】 医者。くすし。「客人(マラヒト)の今の―貴かりけり/仏足石歌」

やく-し【薬師】🔗🔉

やく-し 【薬師】 「薬師如来」の略。

やくし-きょう【薬師経】🔗🔉

やくし-きょう ―キヤウ 【薬師経】 大乗経典。「一仏薬師経」と,これを増広した「七仏薬師経」とがある。日本では一般に前者に属する唐代の玄奘(ゲンジヨウ)訳の「薬師瑠璃光如来本願功徳経」一巻をさす。薬師如来の一二の本願を明らかにしてその世界への往生を勧め,名号受持の功徳を説く。

やくし-けか【薬師悔過】🔗🔉

やくし-けか ―クワ [4] 【薬師悔過】 薬師如来に向かって罪過をくい改める儀式。

やくし-こう【薬師講】🔗🔉

やくし-こう ―カウ [0] 【薬師講】 薬師経を百座に分けて講説する仏事。

やくし-ざん【薬師算】🔗🔉

やくし-ざん [3] 【薬師算】 碁石を用いた遊び。碁石を中空正方形状に並べさせ,それを崩してから改めて一列がもとの一辺と同数になるように揃えて並べさせると,三列になり何個か残る。その残りの個数から碁石の総数を当てる。その当て方は(残りの数×4)+12 である。ここに表れる一二を薬師如来の一二の誓願,十二神将になぞらえて薬師算という。「塵劫記」に記載がある。

やくし-さんぞん【薬師三尊】🔗🔉

やくし-さんぞん [4] 【薬師三尊】 薬師如来と,脇侍(キヨウジ)の日光菩薩(左)と月光(ガツコウ)菩薩(右)の三尊の総称。

やくし-どう【薬師堂】🔗🔉

やくし-どう ―ダウ [0] 【薬師堂】 薬師如来を安置する堂。

やくし-にょらい【薬師如来】🔗🔉

やくし-にょらい 【薬師如来】 〔仏〕 〔梵 Bhaiajyaguru〕 東方浄瑠璃世界の教主。修行者の時に一二の願を起こして,成仏したとされ,衆生(シユジヨウ)の病気を治し,安楽を得させる仏。仏教の伝来以後,治病の仏として広く信仰された。薬壺を持つ像が多いが,一定しない。両界曼荼羅(マンダラ)に登場しないため,大日・釈迦など他の仏と同体とされるが,諸説ある。日光・月光(ガツコウ)の両菩薩を脇侍とし,十二神将を眷属(ケンゾク)とする。像にも法隆寺金堂,薬師寺金堂のものをはじめとして名品が多い。薬師瑠璃光如来。薬師仏。大医王仏。 薬師如来 [図]

やくし-ほう【薬師法】🔗🔉

やくし-ほう ―ホフ [0][3] 【薬師法】 薬師如来を本尊として病気の平癒,災厄の除去などを祈願する法。

やくし-ぼとけ【薬師仏】🔗🔉

やくし-ぼとけ 【薬師仏】 薬師如来のこと。

やくし-るりこう-にょらい【薬師瑠璃光如来】🔗🔉

やくし-るりこう-にょらい ―ルリクワウ― 【薬師瑠璃光如来】 薬師如来の別名。

やくし-じ【薬師寺】🔗🔉

やくし-じ 【薬師寺】 奈良市西京町にある寺。法相宗の大本山。七世紀末に天武天皇の遺勅により藤原京に建立され,718年平城遷都により現在地に移る。藤原京の寺は橿原市木殿町にあり,本(モト)薬師寺と呼ばれて存続している。伽藍配置は,中門と講堂をつないだ回廊内に金堂と三重の東西両塔を置いている。薬師三尊像・聖観音像・吉祥天画像などのすぐれた仏像を蔵する。 →伽藍配置

やくし-だけ【薬師岳】🔗🔉

やくし-だけ 【薬師岳】 富山県南東部,飛騨山脈立山連峰中の高峰。海抜2926メートル。東斜面にカール群がある。

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