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きりぎりす【螽斯・螽・蟋蟀】🔗🔉

きりぎりす [3] 【螽斯・螽・蟋蟀】 (1)キリギリス科の昆虫。体長40ミリメートル内外。体は緑色か褐色で,前ばねの部分には黒点がある。はねは短く,腹端に達する程度。雌の産卵管は長く細い剣状。雄は夏,草むらでチョンギースと鳴く。本州以南の日本各地に分布。ハネナガキリギリス・ヤブキリなどの近縁種をも含めることがある。[季]秋。《むざんやな甲の下の―/芭蕉》 (2)コオロギの古名。「―いたくな鳴きそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる/古今(秋上)」 (3)〔櫓(ロ)のきしる音がキリギリスの鳴く音に似ているところからという〕 江戸時代,吉原に通う二挺だての屋形船。きりぎりすぶね。きりぎりすまる。 螽斯(1) [図]

しゅう-し【螽斯】🔗🔉

しゅう-し [1] 【螽斯】 (1)キリギリスの漢名。 (2)イナゴの漢名。 (3)〔イナゴは多くの子を生むことから〕 子孫が栄えること。「―の化行なはれて/太平記 1」

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