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かがふ・る【被る】🔗⭐🔉
かがふ・る 【被る】 (動ラ四)
(1)頭からかぶる。「寒くしあれば麻衾(ブスマ)引き―・り/万葉 891」
(2)承る。こうむる。特に,命令を受ける。「恐(カシコ)きや命―・り/万葉 4321」
かぶ・る【被る・冠る】🔗⭐🔉
かぶ・る [2] 【被る・冠る】 (動ラ五[四])
〔「かがふる」が「かうぶる」を経て転じたもの〕
(1)頭の上にのせる。上にかけて覆う。「帽子を―・る」「布団を頭から―・って寝る」
(2)(水・粉などを)上から浴びる。《被》「水を―・る」「波を―・る」
(3)身に受ける。《被》(ア)本来,他人が負うべき借金・罪などを身に負う。「罪を―・る」「泥を―・る」(イ)恩恵など好ましいものを受ける。こうむる。「盛徳を―・らんとて/宇津保(祭の使)」
(4)写真で,フィルムや印画に,画像とは関係なく薄黒いところができる。
(5)〔終演になると観客が総立ちになり,ほこりが立つので手拭いをかぶったことから〕
一日の芝居などが終わる。終演になる。はねる。
(6)(寄席芸人仲間などの用語)寄席などが,大入り満員になる。
(7)〔「毛氈(モウセン)を被る」の意〕
失敗する。しくじる。「―・つたら来やれと通な烏帽子親/柳多留 87」
〔「かぶらせる」に対する自動詞〕
[可能] かぶれる
[慣用] 仮面を―・猫を―
かむ・る【被る・冠る】🔗⭐🔉
かむ・る [2] 【被る・冠る】 (動ラ五[四])
「かぶる」に同じ。「頭に手ぬぐいを―・る」
こうぶ・る【被る・蒙る】🔗⭐🔉
こうぶ・る カウブル 【被る・蒙る】 (動ラ四)
〔「かがふる」の転〕
(1)頭にのせる。かぶる。また,身につける。「此の冠どもは…斎(オガミ)の時に―・る所なり/日本書紀(孝徳訓)」
(2)「こうむる(被){(1)}」に同じ。「御徳をも―・り侍らむ/源氏(行幸)」
(3)「こうむる(被){(2)}」に同じ。「天下に疵(キズ)を―・るものたえず/平家 12」
(4)「こうむる(被){(3)}」に同じ。「かみほとけの恵み―・れるに似たり/土左」
こうむ・る【被る・蒙る】🔗⭐🔉
こうむ・る カウムル [3] 【被る・蒙る】 (動ラ五[四])
〔「こうぶる」の転〕
(1)他人から,自分にとってためになる何かを与えられる。「多大の恩恵を―・る」「皆様のお陰を―・りまして…」
(2)自身の身によくない結果がもたらされる。被害を受ける。「損害を―・る」「台風で大きな痛手を―・る」「傷ヲ―・ル/日葡」
(3)神仏や目上の者から与えられたものを受け入れる。「天罰を―・る」「お客様からおしかりを―・りました」「洋行の官命を―・り/舞姫(鴎外)」
[慣用] 御免を―
ほどこ・る【播る・延る・被る】🔗⭐🔉
ほどこ・る 【播る・延る・被る】 (動ラ四)
(1)延び広がる。ゆきわたる。はびこる。「酷毒,民庶に―・りなむ/日本書紀(雄略訓)」
(2)満ちていっぱいになる。満ちる。[新撰字鏡]
かぶる【被る】(和英)🔗⭐🔉
かぶる【被る】
put on (帽子などを);wear;→英和
cover one's head;putover one's head;be covered;takeupon oneself.
こうむる【被る】(和英)🔗⭐🔉
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