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とおし【通し】🔗🔉

とおし トホシ [3] 【通し】 〔動詞「通す」の連用形から〕 (1)一連のものが始めから終わりまで続いていること。また,あるまとまりで続いていること。「忠臣蔵を―で見る」「宝くじを―で買う」 (2)始めから終わりまで。「お客様が―十人位ゐござりまして/細君(逍遥)」 (3)「お通し」に同じ。 (4)「通し馬」「通し駕籠」の略。「殊にそちは―ぢやげな/浄瑠璃・丹波与作」 (5)「通し狂言」の略。「―で興行する」 (6)(多く「どおし」の形で)動詞の連用形の下に付いて,その動作をずっと続けてする意を表す。「一晩中,泣き―だった」「歩き―の一日」「言い訳のし―だった」

とおし-うま【通し馬】🔗🔉

とおし-うま トホシ― [3] 【通し馬】 目的地まで同じ馬を雇いづめにして,乗り継ぎせずに行くこと。また,その馬。通し。

とおし-うら【通し裏】🔗🔉

とおし-うら トホシ― [0][3] 【通し裏】 着物の裏地で,胴裏とすそまわしを分けないで全部同じ布を用いたもの。男物に多い。

とおし-かご【通し駕籠】🔗🔉

とおし-かご トホシ― [3] 【通し駕籠】 目的地まで同じ駕籠を雇いづめにして,継ぎ替えずに乗り通すこと。また,その駕籠。立て駕籠。通し。

とおし-がも【通し鴨】🔗🔉

とおし-がも トホシ― [4] 【通し鴨】 夏になっても北へ帰らないで残っている鴨。[季]夏。《―道灌濠に見つけたり/高浜年尾》

とおし-がら【通し柄】🔗🔉

とおし-がら トホシ― [3] 【通し柄】 帯地の全体に模様があること。

とおし-きっぷ【通し切符】🔗🔉

とおし-きっぷ トホシ― [4] 【通し切符】 (1)出発地から目的地まで,異なる路線を通して乗ることのできる切符。 (2)(ア)歌舞伎興行などで,昼夜通しで見られるようになっている切符。(イ)連続した一連の音楽会などを通しで入場できるようになっている切符。

とおし-きょうげん【通し狂言】🔗🔉

とおし-きょうげん トホシキヤウ― [4] 【通し狂言】 一つの芝居狂言を最初から最後まで通して上演すること。また,その狂言。通し。

とおし-ぎり【通し錐】🔗🔉

とおし-ぎり トホシ― [3][4] 【通し錐】 「壺錐(ツボギリ)」に同じ。

とおし-だな【通し棚】🔗🔉

とおし-だな トホシ― [0] 【通し棚】 ⇒とおりだな(通棚)

とおし-ちがいだな【通し違い棚】🔗🔉

とおし-ちがいだな トホシチガヒ― [5] 【通し違い棚】 ⇒とおりちがいだな(通違棚)

とおし-なわしろ【通し苗代】🔗🔉

とおし-なわしろ トホシナハ― [4] 【通し苗代】 苗代にだけ使用する土地。苗を取ったあと他の作物を作らず,緑肥を入れて土を肥やしておく。主に東北地方の寒高冷地で行われる。

とおし-にわ【通し庭】🔗🔉

とおし-にわ トホシニハ [3] 【通し庭】 ⇒とおりにわ(通庭)

とおし-ぬき【通し貫】🔗🔉

とおし-ぬき トホシ― [3] 【通し貫】 柱または束(ツカ)を数本貫き通している貫。

とおし-ばしら【通し柱】🔗🔉

とおし-ばしら トホシ― [4] 【通し柱】 土台から二階の軒桁まで継ぎ目なしに一本で通した柱。 ⇔管柱(クダバシラ)

とおし-ばんごう【通し番号】🔗🔉

とおし-ばんごう トホシ―ガウ [4] 【通し番号】 始めから終わりまで一続きの番号。「―を打つ」

とおし-びきゃく【通し飛脚】🔗🔉

とおし-びきゃく トホシ― [4] 【通し飛脚】 江戸時代,出発地より目的地まで一人で行く飛脚。 →継ぎ飛脚

とおし-もの【通し物】🔗🔉

とおし-もの トホシ― [0][5][4] 【通し物】 「御通し」に同じ。

とおし-や【通し矢】🔗🔉

とおし-や トホシ― [3] 【通し矢】 普通より遠い距離まで矢を射てとどかせること。また,その矢。特に江戸時代,京都三十三間堂の軒下で一昼夜にわたって行われた大矢数(オオヤカズ)をいう。通り矢。

どおし【通し】🔗🔉

どおし ドホシ 【通し】 ⇒とおし(通)(6)

とおし【通しで行く】(和英)🔗🔉

とおし【通しで行く】 go direct[straight].‖通し切符 a through ticket.通し番号 a serial number;consecutive numbers.

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