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えん-けん【遠見】🔗⭐🔉
えん-けん
ン― [0] 【遠見】 (名)スル
(1)遠くを見ること。とおみ。遠望。
(2)遠い将来を見通すこと。「大利の基(モト)ひをひらくの理だから落ち付いて―すべし/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(3)(能楽で)遠くを見渡したりして,観客に遠景を想像させるような演技。また,場面を広い背景の中におくことによって生まれる間接的な効果。「本木に名所のほしきは,かやうの―の便りのため也/申楽談儀」

とお-み【遠見】🔗⭐🔉
とお-み トホ― [0] 【遠見】
(1)遠くを見渡すこと。遠くから見ること。「―のきく目」
(2)高い所から敵情を見ること。また,その人。「少々を櫓に登せて―をせさせて/今昔 25」
(3)「遠物見(トオモノミ)」に同じ。
(4)芝居の大道具で,遠景に用いる背景。「―の舞台」
(5)「遠見検見」の略。
(6)歌舞伎の演出で,遠くにいることを表すため,子役に大人が近景で扮していたのと同じ扮装をさせて,遠景の中で演技させるもの。
とおみ-けみ【遠見検見】🔗⭐🔉
とおみ-けみ トホ― [4] 【遠見検見】
江戸時代の検見法の一。地理的にあるいは財政的に検見の遂行が困難な場合に用いられた一便法。検見を実施せず前年までの実績および村役人が前もって作成した内見帳を基準として年貢高を決定するもの。とおみけんみ。とおけみ。
とおみ-ばんしょ【遠見番所】🔗⭐🔉
とおみ-ばんしょ トホ― [4] 【遠見番所】
江戸時代,異国船を見張るため沿岸各地に設けた番所。
大辞林に「遠見」で始まるの検索結果 1-4。