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おこ・す【遣す・致す】🔗⭐🔉
おこ・す 【遣す・致す】
■一■ (動サ下二)
(1)先方からこちらへ送ってくる。よこす。「白玉の五百箇集(イオツツド)ひを手に結び―・せむ海人(アマ)はむがしくもあるか/万葉 4105」
(2)(動詞の連用形に付いて)その動作がこちらへ向けて行われる意を表す。「度度ほのめかし―・せけれど/源氏(東屋)」
■二■ (動サ四)
{■一■}に同じ。「おのれ―・さずは胴切にしてやらう/狂言・太刀奪(虎寛本)」
〔下二段が室町末期に四段に変わったもの〕
こ・す【遣す】🔗⭐🔉
こ・す 【遣す】 (動サ四)
よこす。おこす。「筑紫より来たる人にすだれがはを乞ふを,今々とて―・さねば/兼澄集」
まだ・す【遣す】🔗⭐🔉
まだ・す 【遣す】 (動サ四)
〔「まゐる(参)」の連用形に「いだす(出)」の付いた「参出(マ
イダ)す」の転か〕
(1)使いを目上の人のところに遣わす。さし遣わす。「五百野皇女を―・したまひて/日本書紀(景行訓)」
(2)献上する。奉る。「幣帛(イワイノミテグラ)を諸の神祇にあかち―・す/日本書紀(天武訓)」

よこ・す【寄越す・遣す】🔗⭐🔉
よこ・す [2] 【寄越す・遣す】 (動サ五[四])
(1)こちらへ送ってくる。こちらへ渡す。「手紙を―・す」「分け前を―・せ」「金ヲ―・セバ代物ヲヤル/ヘボン」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に接続助詞「て」(または「で」)を添えた形に付いて,何らかの動作を他からこちらへし向けてくる意を表す。「親もとから知らせて―・した」
[可能] よこせる
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