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あみだ【阿弥陀】🔗🔉

あみだ [0] 【阿弥陀】 〔梵 Amityus(無量寿と漢訳)・Amitbha(無量光と漢訳)の音訳〕 (1)〔仏〕 大乗仏教の浄土教の中心をなす仏。法蔵比丘(ビク)として修行中に衆生(シユジヨウ)救済の願をたて,現在は成仏し西方の極楽浄土で教化しているとされる。自力で成仏できない人も,念仏を唱えればその救済力によって,極楽に往生すると説く。平安時代に信仰が高まり,浄土宗・浄土真宗の本尊となる。弥陀(ミダ)。阿弥陀仏。阿弥陀如来。無量寿仏(ムリヨウジユブツ)。無量光仏。無碍光仏(ムゲコウブツ)。清浄光仏。尽十方無碍光如来(ジンジツポウムゲコウニヨライ)。 (2)「あみだくじ」の略。 (3)「あみだかぶり」の略。 (4)「あみだがさ」の略。 阿弥陀(1) [図]

あみだ=の光も金次第(カネシダイ)🔗🔉

――の光も金次第(カネシダイ) 阿弥陀も寄進した金の多寡で利益(リヤク)を与える意で,すべての事は金次第で決まるということ。阿弥陀も銭(ゼニ)で光る。地獄の沙汰(サタ)も金次第。

あみだ-がさ【阿弥陀笠】🔗🔉

あみだ-がさ [4] 【阿弥陀笠】 笠を後ろ下がりにかぶること。笠の内側の骨が仏像の光背の形に見えることからいう。あみだ。

あみだ-かぶり【阿弥陀被り】🔗🔉

あみだ-かぶり [4] 【阿弥陀被り】 帽子などを,後ろ下がりにかぶること。あみだ。

あみだ-きょう【阿弥陀経】🔗🔉

あみだ-きょう ―キヤウ 【阿弥陀経】 浄土三部経の一。一巻。原典はほぼ一世紀頃成立。402年,鳩摩羅什(クマラジユウ)漢訳。阿弥陀仏の極楽浄土の美しい光景を述べ,往生を勧める。仏説阿弥陀経。小経。

あみだ-くじ【阿弥陀籤】🔗🔉

あみだ-くじ [3][4] 【阿弥陀籤】 人数分の線を引き,一端にそれぞれ異なる金額を書いて隠し,各自が引き当てた金額を出させるくじ。集めた金で茶菓子などを買い,平等に分配する。あみだ。 〔線の引き方が放射状で,阿弥陀仏の後光に似ていたからという〕

あみだ-こう【阿弥陀講】🔗🔉

あみだ-こう ―カウ [0] 【阿弥陀講】 阿弥陀如来の功徳(クドク)を説き聞かせる法会(ホウエ)。平安後期から行われた。

あみだ-ごう【阿弥陀号】🔗🔉

あみだ-ごう ―ガウ [3] 【阿弥陀号】 鎌倉時代以降,浄土宗各派や時宗の僧・信者の法号の一種で,下部に「阿弥陀仏」やその略である「阿弥陀」「阿弥」「阿」を含むもの。仏師・画工・能役者の名にも使われ,中世に特に多くみられる。頓阿・世阿弥など。阿号。

あみだ-ごま【阿弥陀護摩】🔗🔉

あみだ-ごま [4][3] 【阿弥陀護摩】 密教で阿弥陀如来を本尊に,無病息災・延命を祈って焚(タ)く護摩。

あみだ-さんぞん【阿弥陀三尊】🔗🔉

あみだ-さんぞん 【阿弥陀三尊】 (1)阿弥陀仏と,その左右に脇侍(キヨウジ)する左の観音と右の勢至の二菩薩。弥陀三尊。三尊の弥陀。 (2)阿弥陀三尊{(1)}の仏像。阿弥陀三尊像。

あみだ-どう【阿弥陀堂】🔗🔉

あみだ-どう ―ダウ [0] 【阿弥陀堂】 (1)阿弥陀如来を本尊として安置した堂。 (2)千利休好みの釜(カマ)。豊臣秀吉が有馬温泉で開いた茶会でも用いられた。阿弥陀堂釜。

あみだ-にじゅうご-ぼさつ【阿弥陀二十五菩薩】🔗🔉

あみだ-にじゅうご-ぼさつ ―ニジフゴ― 【阿弥陀二十五菩薩】 ⇒二十五菩薩(ニジユウゴボサツ)

あみだ-にょらい【阿弥陀如来】🔗🔉

あみだ-にょらい 【阿弥陀如来】 阿弥陀{(1)}の尊称。

あみだ-の-ひじり【阿弥陀の聖】🔗🔉

あみだ-の-ひじり 【阿弥陀の聖】 (1)空也(クウヤ)上人の尊称。あみだひじり。 (2)空也に始まる踊り念仏の徒で,鹿角の杖をつき,金鼓(ゴング)をたたきながら阿弥陀仏の名号を唱え,極楽往生の教えを民衆の間にひろめて歩いた僧。

あみだ-ぶつ【阿弥陀仏】🔗🔉

あみだ-ぶつ [3] 【阿弥陀仏】 「阿弥陀{(1)}」に同じ。

あみだ-ほう【阿弥陀法】🔗🔉

あみだ-ほう ―ホフ [0][3] 【阿弥陀法】 密教で,阿弥陀を本尊に無病息災・延命を祈る修法。

あみだ-ぼとけ【阿弥陀仏】🔗🔉

あみだ-ぼとけ 【阿弥陀仏】 「阿弥陀{(1)}」に同じ。

あみだ-まんだら【阿弥陀曼荼羅】🔗🔉

あみだ-まんだら [4] 【阿弥陀曼荼羅】 阿弥陀如来を中心に描いた曼荼羅。阿弥陀法を修する際に用いる。

あみだ-わさん【阿弥陀和讃】🔗🔉

あみだ-わさん [4] 【阿弥陀和讃】 阿弥陀の功徳をたたえた和讃。

あみだ-わり【阿弥陀割(り)】🔗🔉

あみだ-わり [0] 【阿弥陀割(り)】 道路の配置を阿弥陀の後光に似せて,中心点から放射状に配する地割りの方法。 ⇔碁盤割り

あみだ-が-みね【阿弥陀ヶ峰】🔗🔉

あみだ-が-みね 【阿弥陀ヶ峰】 京都市東山区,東山三十六峰の一。もと,山腹と山麓に阿弥陀堂があった。山頂に豊臣秀吉の廟(ビヨウ)(豊国廟)がある。

あみだ-じ【阿弥陀寺】🔗🔉

あみだ-じ 【阿弥陀寺】 (1)山口県防府市牟礼(ムレ)にある真言宗御室(オムロ)派の寺。1187年重源(チヨウゲン)の建立。東大寺別所。浄土教発展の一拠点となった。 (2)山口県下関市阿弥陀町にあった寺。中世には浄土宗,近世では真言宗に転じた。安徳天皇鎮魂のため1191年に建立。1875年(明治8)寺を廃して赤間宮となる。 →赤間神宮

あみだのむねわり【阿弥陀胸割】🔗🔉

あみだのむねわり 【阿弥陀胸割】 古浄瑠璃,本地物の一。1614年の上演記録がある。因果応報と仏を信ずる者は大慈悲に浴しうることを説く。

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