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かくれ【隠れ】🔗🔉

かくれ [3] 【隠れ】 (1)かくれること。また人に知られないでいること。「―場所」 (2)(「おかくれ」の形で)身分の高い人が死去すること。 →おかくれ (3)〔近世は「かぐれ」とも〕 人に見えない所。ものかげ。「物の―よりしばし見ゐたるに/徒然 32」

かくれ=もない🔗🔉

――もない 広く世間によく知れ渡っている。「―事実」

かくれ-あそび【隠れ遊び】🔗🔉

かくれ-あそび [4] 【隠れ遊び】 (1)子供の遊戯の一。かくれんぼう。 (2)人に隠れて遊興をすること。

かくれ-いわ【隠れ岩】🔗🔉

かくれ-いわ ―イハ [3] 【隠れ岩】 水中にかくれて見えない岩。暗礁。

かくれ-うお【隠れ魚】🔗🔉

かくれ-うお ―ウヲ [3] 【隠れ魚】 スズキ目の海魚。全長約20センチメートル。体は細長くて側扁し,尾部は次第にとがる。鱗がなく,肛門がのどのところに開く。昼間はフジナマコなどの腸内にかくれすみ,片利共生の好例とされる。本州中部以南に分布。

かくれ-おに【隠れ鬼】🔗🔉

かくれ-おに [3] 【隠れ鬼】 ⇒隠(カク)れん坊(ボウ)

かくれ-が【隠れ処】🔗🔉

かくれ-が 【隠れ処】 人目につかない所。ものかげ。「御方は―の御後見にて卑下し物し給へる/源氏(若菜下)」

かくれ-が【隠れ家】🔗🔉

かくれ-が [3] 【隠れ家】 人目を避けてひそんでいる家や場所。「犯人の―が見つかる」

かくれ-がさ【隠れ笠】🔗🔉

かくれ-がさ [4] 【隠れ笠】 (1)かぶれば,姿を隠すことができるという想像上の笠。「かくれみの―をも得てしがな/拾遺(雑賀)」 (2)エイザンスミレの異名。

かくれ-がに【隠れ蟹】🔗🔉

かくれ-がに [3] 【隠れ蟹】 カクレガニ属のカニの総称。甲は丸く無毛で柔らかい。雌は甲長7ミリメートル内外で,雄はきわめて小さい。二枚貝・巻貝・ナマコ・ホヤなどの外套腔や肛腔内に入り込み,餌を横取りする。本州以南に分布。ピンノ。

かくれ-キリシタン【隠れ切支丹】🔗🔉

かくれ-キリシタン [6] 【隠れ切支丹】 徳川幕府の禁令下でキリスト教の信仰をひそかにもち続けた信者。明治時代になっても潜伏時代の信仰習俗を守り続けた。

かくれ-ご【隠れ子】🔗🔉

かくれ-ご 【隠れ子】 「隠れん坊」に同じ。[日葡]

かくれ-ごと【隠れ事】🔗🔉

かくれ-ごと [0][3] 【隠れ事】 人にかくれて行う物事。かくしごと。

かくれ-ざと【隠れ里】🔗🔉

かくれ-ざと [3] 【隠れ里】 (1)落人などが世を避けてかくれ住んだと伝える村里。平家谷など。 (2)地底や山奥にあるといわれる仙界。椀貸し伝説を伴うものが多い。 (3)江戸時代,公認されていない遊里。私娼地。岡場所。

かくれ-づま【隠れ夫】🔗🔉

かくれ-づま 【隠れ夫】 人にかくしてもつ夫。みそかお。密夫。「―薄き契りにうらみわびつつ/夫木 33」

かくれ-づま【隠れ妻】🔗🔉

かくれ-づま 【隠れ妻】 人にかくしてもつ妻。かくしづま。しのびづま。「色に出でて恋ひば人見て知りぬべみ心の内の―はも/古今六帖 5」

かくれ-どころ【隠れ所】🔗🔉

かくれ-どころ 【隠れ所】 人目を避けてかくれている所。かくれが。「うち群れてだにあらば,すこし―もやあらむ/枕草子 278」

かくれ-ぬ【隠れ沼】🔗🔉

かくれ-ぬ 【隠れ沼】 〔「こもりぬ(隠沼)」を誤読したものか〕 草などに覆われてかくれている沼。こもりぬ。隠れの沼。「―に生ひそめにけりあやめ草/蜻蛉(下)」

かくれ-ぬ-の【隠れ沼の】🔗🔉

かくれ-ぬ-の 【隠れ沼の】 (枕詞) 「下」「底」などにかかる。「―下に通ひて恋ひは死ぬとも/古今(恋三)」

かくれ-ねんぶつ【隠れ念仏】🔗🔉

かくれ-ねんぶつ [4] 【隠れ念仏】 〔仏〕 江戸時代,真宗が禁教とされた地域で行われた念仏信仰。薩摩藩のカヤカベ教のように,真宗から逸脱したものもある。また,「隠し念仏」と混同して用いられることもある。

かくれ-みの【隠れ蓑】🔗🔉

かくれ-みの [4][3] 【隠れ蓑】 (1)身につけると姿が消えるという想像上の蓑。鬼や天狗の持ち物とされる。 (2)人の目をあざむくために使う,表向きの名目など。「村起こしを―に乱開発する」 (3)ウコギ科の常緑小高木。高さ6メートルほど。暖地に生える。葉は光沢があり,普通,広倒卵形,若木では深く五裂。夏,枝端に淡黄緑色の小花を一〇個内外散形につけ,秋に楕円形で黒熟する液果を結ぶ。庭木として栽植。 隠れ蓑(3) [図]

かくれ-な・し【隠れ無し】🔗🔉

かくれ-な・し 【隠れ無し】 (形ク) (1)広く知れわたっている。かくれもない。「しのぶとも,世にある事―・くて/源氏(夕顔)」 (2)残るところがない。残らず…である。「世の中の事の―・くあらはるべきなり/大鏡(序)」

かく・れる【隠れる】🔗🔉

かく・れる [3] 【隠れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 かく・る 〔古くは四段活用〕 (1)物の陰になって見えなくなる。「月が山に―・れる」 (2)人に見られないようにする。ひそむ。「洞穴に―・れる」「親に―・れて遊びに行く」 (3)俗世間を逃れ山里などでひっそりと生活する。隠遁する。「山寺に―・れる」 (4)多くの人に知られずにいる。「―・れた人材を探し出す」「―・れた才能」 (5)(身分の高い人が)死ぬ。「やむごとなき人の―・れ給へるもあまた聞こゆ/方丈記」 (6)庇護される。守られる。「かうぶりなど得しまで,この御徳に―・れたりしを/源氏(関屋)」 〔「かくす」に対する自動詞〕

隠れたカリキュラム🔗🔉

隠れたカリキュラム 〔hidden curriculum〕 社会学用語。学校教育の公式カリキュラムの教授過程における教師の行動を通じて暗黙に伝達される実践的な知識。学校に適した行動様式や男女の役割期待が習得されてゆくとされる。

隠れたるより現るるはなし🔗🔉

隠れたるより現るるはなし 〔中庸「莫乎隠。莫乎微」より〕 他人に内緒でこっそりとしたことは,かえって人に知られてしまうものである。事は秘密にすればかえって世間に知れわたる。隠すより現る。

隠れての信は顕(アラ)われての徳🔗🔉

隠れての信は顕(アラ)われての徳 心の中に秘めている信実は,自然に外に顕われてその人の利徳になる。隠れたる信あれば顕われての利生(リシヨウ)。

かくれん-ぼう【隠れん坊】🔗🔉

かくれん-ぼう ―バウ [3] 【隠れん坊】 子供の遊戯の一。物陰にかくれた者を鬼が捜し出す遊び。最初に見つけられたものが次の鬼となる。かくれんぼ。隠れ鬼。隠れ遊び。かくれご。

かくれが【隠れ家】(和英)🔗🔉

かくれが【隠れ家】 a retreat;→英和 a refuge.→英和

かくれば【隠れ場】(和英)🔗🔉

かくれば【隠れ場】 a hiding place;a refuge.→英和

かくれもない【隠れもない】(和英)🔗🔉

かくれもない【隠れもない】 famous;→英和 notorious (悪名の);→英和 obvious(明白な).→英和

かくれる【隠れる】(和英)🔗🔉

かくれる【隠れる】 (1) hide[conceal]oneself;disappear (見えなくなる).→英和 (2) retire(隠遁(いんとん)する).→英和

かくれんぼう【隠れん坊(をする)】(和英)🔗🔉

かくれんぼう【隠れん坊(をする)】 (play) hide-and-seek.

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