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とて‐も🔗🔉

とて‐も 〔連語〕《格助詞「とて」+係助詞「も」》「とて」を強調する。…と言っても。「げにこそ、心細き夕べに侍れ―、泣き給ひぬ」〈源・葵〉…という際にも。…にも。「朝(あした)に起きさせ給ふ―、明くるも知らで」〈源・桐壺〉《係助詞「とて」+係助詞「も」》…も。…でも。「これが他人の妻であったら彼―美しいと感ずるであろう」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉「けふ―何の用あるまじ」〈浮・胸算用・五〉《接続助詞「とて」+係助詞「も」》…としても。…ても。「土に食ひ付き死ぬる―、こんな事はせぬものぢゃ」〈浄・曾根崎〉

大辞泉 ページ 10887 でのとても単語。