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迚ものことに🔗🔉

迚ものことに ついでのことに。いっそのこと。「―其処へ遊んで見たまえ」〈露伴・観画談〉

とて‐も🔗🔉

とて‐も 〔連語〕《格助詞「とて」+係助詞「も」》「とて」を強調する。…と言っても。「げにこそ、心細き夕べに侍れ―、泣き給ひぬ」〈源・葵〉…という際にも。…にも。「朝(あした)に起きさせ給ふ―、明くるも知らで」〈源・桐壺〉《係助詞「とて」+係助詞「も」》…も。…でも。「これが他人の妻であったら彼―美しいと感ずるであろう」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉「けふ―何の用あるまじ」〈浮・胸算用・五〉《接続助詞「とて」+係助詞「も」》…としても。…ても。「土に食ひ付き死ぬる―、こんな事はせぬものぢゃ」〈浄・曾根崎〉

とても‐かくても【×迚も×斯くても】🔗🔉

とても‐かくても【×迚も×斯くても】 [副]いずれにせよ。どっちみち。「わが身は―同じこと」〈源・薄雲〉どのようにしてでも。どうあろうと。「おのれは―経なむ」〈大和・一四八〉

とても‐とても【×迚も×迚も】🔗🔉

とても‐とても【×迚も×迚も】 [副]「とても」を繰り返して強調した語。「―まねなどできない」

とでも‐な・い🔗🔉

とでも‐な・い [形]《「と」は副詞の「と」、または「途(と)」か。近世語》「とんでもない」に同じ。「物覚えのないくせ―・い口たたくな」〈浄・釈迦如来〉

どてら【褞袍・袍】🔗🔉

どてら【褞袍・袍】 大きめに作り、綿を厚く入れた広袖の着物。防寒・寝具用。主に男子が用いる。丹前(たんぜん)。《季 冬》「星移り物変り―古びけり/草城」

大辞泉 ページ 10887