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なつかし・い【懐かしい】🔗⭐🔉
なつかし・い【懐かしい】
[形]
なつか・し[シク]《動詞「なつ(懐)く」の形容詞化》
心がひかれて離れがたい。
魅力的である。すぐそばに身を置きたい。「三蔵は少し葉蔭になっている他の(牡丹ノ)一輪を―・く見る」〈虚子・俳諧師〉「霞立つ長き春日をかざせれどいや―・しき梅の花かも」〈万・八四六〉
好感がもてて近付きになりたい。親しくしたい。「目鼻立の好い男は、…、利いた風で―・くない」〈鴎外・雁〉
かつて慣れ親しんだ人や事物を思い出して、昔にもどったようで楽しい。「三〇年振りに―・い顔ぶれがそろった」「遠い昔が―・く思い出される」
引き寄せたいほどかわいい。いとおしい。「気配、姿、みめありさま、かうばしく―・しき事限りなし」〈宇治拾遺・六〉
衣服などがなじんで着ごこちがよい。「―・しき程の直衣に」〈源・夕霧〉
[派生]なつかしがる[動五]なつかしげ[形動]なつかしさ[名]







大辞泉 ページ 11219 での【懐かしい】単語。