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うつお【空・虚・洞】うつほ🔗🔉

うつお【空・虚・洞】うつほ 中がからになっていること。また、そのようなもの。うつろ。うろ。「この唐櫃(からびつ)をこそ心にくく思ひつれども、これも―にて物なかりけり」〈今昔・二九・一二〉岩や樹木にできた空洞。ほら穴。「いかめしき牝熊、牡熊、子生み連れてすむ―なりけり」〈宇津保・俊蔭〉上着だけで、下に重ねるべき衣類を着用しないこと。「短き衣―にほうかぶって、帯もせず」〈平家・八〉(ねぎ)をいう女房詞。◆発音は、古くは「ウツホ」、その後「ウツヲ」「ウツオ」と変化したという。また、「ウツボ」と濁音にも発音されたらしい。

大辞泉 ページ 1430 での単語。