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きた‐やま【北山】🔗🔉

きた‐やま【北山】 北方の山。京都市市街の北側にある山々。船岡山・衣笠(きぬがさ)山・岩倉山など。また、その一帯の称。《「北」を「来た」の意に掛けた洒落から》恋慕の情が起こること。ほれること。「伊兵衛どのがちょこちょこ来るは、おきたどのに―ゆゑぢゃ」〈伎・稽古筆七いろは〉→来る衣服などがいたんできたこと。また、食物が腐ってきたこと。「ちりめんの小袖、よほど―と見え」〈洒・大通契語〉(多く、「腹がきたやま」の形で)腹がへってきたこと。「ときに腹が―だ」〈滑・膝栗毛・初〉

大辞泉 ページ 3708 での北山単語。