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きたむら‐のぶよ【喜多村信節】🔗🔉

きたむら‐のぶよ【喜多村信節】一七八三〜一八五六]江戸後期の国学者・考証学者。江戸の人。名は節信(ときのぶ)ともいう。市中や民間の風俗・伝承を記録・考証した。著「嬉遊笑覧」「瓦礫雑考」など。

きたむら‐ろくろう【喜多村緑郎】‐ロクラウ🔗🔉

きたむら‐ろくろう【喜多村緑郎】‐ロクラウ一八七一〜一九六一]新派俳優。東京の生まれ。本名、六郎。明治二九年(一八九六)高田実らと成美団を結成。新派の写実的演技術の確立に努め、女形として活躍。主な舞台に「侠艶録」「滝の白糸」「婦系図」など。

きたもと【北本】🔗🔉

きたもと【北本】 埼玉県中部の市。中山道の宿場町として発達。近年住宅団地が急増。人口六・九万。

きた‐やま【北山】🔗🔉

きた‐やま【北山】 北方の山。京都市市街の北側にある山々。船岡山・衣笠(きぬがさ)山・岩倉山など。また、その一帯の称。《「北」を「来た」の意に掛けた洒落から》恋慕の情が起こること。ほれること。「伊兵衛どのがちょこちょこ来るは、おきたどのに―ゆゑぢゃ」〈伎・稽古筆七いろは〉→来る衣服などがいたんできたこと。また、食物が腐ってきたこと。「ちりめんの小袖、よほど―と見え」〈洒・大通契語〉(多く、「腹がきたやま」の形で)腹がへってきたこと。「ときに腹が―だ」〈滑・膝栗毛・初〉

きたやま‐がわ【北山川】‐がは🔗🔉

きたやま‐がわ【北山川】‐がは 奈良県南東部の伯母峰(おばみね)峠付近に源を発して南流し、和歌山県熊野川町で熊野川に注ぐ川。上流には池原などのダムがあり、中流で瀞(どろ)八丁の峡谷をつくる。長さ約一〇〇キロ。

きたやま‐しぐれ【北山時雨】🔗🔉

きたやま‐しぐれ【北山時雨】 京都の北山の方から降り渡る時雨。北山」に同じ。「あいつおれには―だよ」〈滑・浮世床・二〉北山」に同じ。「どうやら腹も―」〈滑・旧観帖・初〉

きたやま‐すぎ【北山杉】🔗🔉

きたやま‐すぎ【北山杉】 京都市北部から産する杉。磨き丸太として、室町時代から茶室や数寄屋に重用された。現代では高級建築材として床柱などに用いる。

大辞泉 ページ 3708