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きん【金】🔗🔉

きん【金】 [名]銅族元素の一。単体は黄金色で光沢がある。金属中最も展延性に富み、厚さ〇・一マイクロメートルの箔(はく)にすることが可能。化学的に安定で、酸化されにくく錆(さ)びず、また、王水には溶けるが、普通の酸やアルカリにはおかされない。自然金の形で主に石英鉱脈中から産出し、母岩が風化したあと川に沈積した砂金としても得られる。貴金属として貨幣・装飾品や歯科医療材料などに使用。比重一九・三。記号Au 原子番号七九。原子量一九七・〇。こがね。黄金(おうごん)値打ちのあるもののたとえ。「―の卵」「沈黙は―」金貨。また、金銭。「―一封」「手切れ―」金額を記すときに、上に付けて用いる語。「―五万円」きんいろ。こがねいろ。「―ラメのスカーフ」将棋の駒で、金将。金メダル。「日本選手が―・銀・銅を独占する」睾丸(こうがん)のこと。きんたま。金曜日。五行の第四位。方位では西、季節では秋、五星では金星、十干では庚(かのえ)・辛(かのと)に配する。〔接尾〕数を示す語に付いて、金の純度を表すのに用いる。二四金が純金。カラット。「一八―のペン先」

大辞泉 ページ 4108 での単語。