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せめ‐て🔗🔉

せめ‐て [副]《動詞「責(せ)める」の連用形に助詞「て」の付いたもの》不満足ながら、これだけは実現させたいという最低限の願望を表す。少なくとも。十分ではないが、これだけでも。「―声だけでも聞きたい」「―一〇歳若ければなあ」しいて。無理に。「霧ひとへ隔たれるやうに透きて見え給ふを、―絶え間に見奉れば」〈更級〉痛切に。切実に。「このことの―あはれに悲しう侍りしかば」〈大鏡・時平〉非常に。きわめて。「高麗の紙の薄様だちたるが、―なまめかしきを」〈源・梅枝〉

大辞泉 ページ 8558 でのせめて単語。