複数辞典一括検索+

たましい【魂・×魄】たましひ🔗🔉

たましい【魂・×魄】たましひ 生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。霊魂。たま。「―が抜けたようになる」「仏作って―入れず」心の活力。精神。気力。「仕事に―を打ち込む」それなしではそのものがありえないくらい大事なもの。「刀は武士の―、鏡は女の―」(多く「…だましい」の形で)そのもののもつ固有の精神。また、気構え。「大和(やまと)―」「負けじ―」思慮。分別。「いみじう―おはすとぞ世人に思はれ給へりし」〈大鏡・道隆〉素質。天分。才気。「筆とる道と、碁うつこととぞ、あやしう―のほど見ゆるを」〈源・絵合〉《武士の魂とされるところから》刀。「わが夫(つま)のこの―、婿引出(ひきで)に」〈浄・彦山権現〉

大辞泉 ページ 9481 での単語。