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きざ【刻・△段】🔗🔉

きざ【刻・段】 きざみつけた筋。きざみめ。「引かかるよう、―が入れてあるのじゃから」〈鏡花・高野聖〉

きだ【△段・△常】🔗🔉

きだ【段・常】 《「きた」とも》[名]布などの長さを計る単位。反(たん)。「庸布(ちからぬの)四百(よほ)―」〈天武紀〉田畑の面積の単位。段(たん)。「およそ田は、長さ三十歩、広さ十二歩を―とせよ」〈孝徳紀〉〔接尾〕助数詞。物の断片、切れ目を数えるのに用いる。「十拳剣(とつかのつるぎ)を乞ひ度(わた)して、三―に打ち折りて」〈記・上〉

たん【反・△段】🔗🔉

たん【反・段】 (「端」とも書く)布類の長さの単位。鯨尺で幅九寸(約三四センチ)、長さ二丈六尺から二丈八尺(約一〇メートル)。だいたい一人分の衣服に要する長さ。土地の面積の単位。一町の一〇分の一(約一〇アール)。一〇畝、また、三〇〇歩。もとは三六〇歩。距離の単位。六間(約一一メートル)。和船の帆の幅をいう単位。おおよそむしろ一枚の幅で、三尺(約九一センチ)。「だん(段)」

だん【段】🔗🔉

だん【段】 [名]上方へ高くのぼるように重なっている台状のもの。また、その一つ一つ。段々。「石の―を上る」「―を踏み外す」上下に区切ったものや順に重なったものの一つ一つ。「寝台車の上の―」長く続く文章のひとくぎり。段落。「文を三つの―に分ける」浄瑠璃など、語り物のひとくぎり。「『義経千本桜』の鮨屋の―」掛け算の九九(くく)で被乗数を同じくするもの。「二の―を唱える」五十音図で、行(ぎよう)に対し、「あ」「い」「う」などの列。「た行う―」武道や囲碁・将棋などで、技量によって与えられる等級。ふつう、初段から一〇段まである。「―を取る」ある事柄をそれとさす語。「無礼の―お許しください」物事の一局面。そういう場合。「いよいよという―になって逃げだす」否定や疑問の語を伴って、それどころではないという気持ちを表す語。そういう程度。それほどの程度。「痛かったのなんのという―じゃない」〔接尾〕助数詞。階段状、または層をなしたものを数える。「階段を二―ずつ駆け上がる」「三―組みのページ」武道や囲碁・将棋などの技量の程度を表す。「柔道三―の腕前」

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[音]タン    ダン [部首]殳 [総画数]9 [コード]区点    3542      JIS   434A      S‐JIS 9269 [分類]常用漢字 [難読語] →きざ‐きざ【刻刻・段段】ぎざ‐ぎざ【刻刻・段段】きざ‐はし【階・段階】きだ‐きだ【段段】きだ‐なか【段半】きだ‐はし【階・段階】げん‐たん【減反・減段】つだ‐つだ【寸寸・段段】べち‐だん【別段】

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