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きだ【段】🔗🔉

きだ】 ①わかち。きれめ。わかれめ。崇峻紀(図書寮本)院政期点「八段キダに斬りて」 ②布帛の長さの単位。古く「常」をキダと訓ずるが、常は1丈3尺。また、端むら・たんの半分または3分の2の長さ。段たん。天武紀「布一―」 ③地積の単位で、田地の段別たんべつの段たん。五畝を段半きだなかという。孝徳紀「凡そ田は長さ三十歩広さ十二歩を―とせよ」 →たん(段)

たん【段・反】🔗🔉

たん段・反】 ①距離の単位。6尺を1間けん、6間を1段とする。今昔物語集13「洞より一二―許りを隔てて宿りしぬ」 ②土地面積の単位。1段(反)は300歩(坪)で、約991.7平方メートル。太閤検地以前は360歩。 ③(「端」とも書く)布帛の大きさの単位。成人一人前の衣料に相当する分量。1反は、普通、布では並幅で鯨尺2丈6尺または2丈8尺とされる。

だん【段】🔗🔉

だん】 (呉音。漢音はタン) ①わかち。くぎり。「前の―に述べた」「忠臣蔵の五―目」 ②しな。品等。等級。「―が違う」 ③台を次々とかさねたもの。きざはし。 ④こと。くだり。場合。次第。「この―お許し下さい」「御無礼の―」「出発という―になって」「話す―になるとあがってしまう」 ⑤(否定や反語を伴って)程度。状況。「寒いなどという―ではない」 ⑥囲碁・将棋・柔道・剣道などで、技量による等級。普通、初段から九・十段まである。 →たん(段・反)

[漢]段🔗🔉

 字形  筆順 〔殳部5画/9画/教育/3542・434A〕 〔音〕ダン(呉) タン(漢) 〔訓〕きだ [意味] [一]ダン ①物事のくぎり。きれめ。(文章の)こわけ。「段階・段落・分段・前段」 ②昇降用に台を次々と重ねたもの。きざはし。「石の段」「階段・上段・段丘」 ③柔剣道・囲碁・将棋などの技量を区別する等級。「段位・有段者・初段」 ④てだて。方法。「手段」 ⑤場合。局面。「出かける段になると」。次第。かど。「御無礼の段お許し下さい」 [二]タン=反[二]「段収」 [解字] 形声。「殳」(=動詞の記号)+音符「」(=布の両端を上からたらした形)の省略形。上から下へひと足ずつ踏んで下りる階段の意。 [下ツキ 一段・階段・格段・下段・後段・高段・算段・三段論法・手段・昇段・上段・初段・前段・特段・分段・別段・有段者

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