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いま‐やき【今焼(き)】🔗🔉

いま‐やき【今焼(き)】 古い伝統的なものに対して、新しく焼かれた焼き物。歴史的には利休時代の楽焼きなどをさすが、慶長年間(一五九六〜一六一五)には茶入れ・黒茶碗・香合なども今焼きと呼ばれた。

いま‐よう【今様】‐ヤウ🔗🔉

いま‐よう【今様】‐ヤウ 当世風。今風。「―のやり方」「―の建築様式」「今様歌」の略。「古き都の荒れゆくを、―にこそうたはれけれ」〈平家・五〉

いまよう‐あわせ【今様合(わ)せ】いまヤウあはせ🔗🔉

いまよう‐あわせ【今様合(わ)せ】いまヤウあはせ 昔の遊戯の一。二組に分かれて今様歌をうたい、優劣を競う。

いまよう‐いろ【今様色】いまヤウ‐🔗🔉

いまよう‐いろ【今様色】いまヤウ‐ 平安中期に流行した染め色。濃い紅梅色。(かさね)の色目の名。表は紅梅、裏は濃い紅梅。

いまよう‐うた【今様歌】いまヤウ‐🔗🔉

いまよう‐うた【今様歌】いまヤウ‐ 平安中期から鎌倉時代にかけて流行した、多く七・五調四句からなる新様式の歌謡。和讚(わさん)や雅楽などの影響を受けて起こる。従来の神楽歌・催馬楽(さいばら)・風俗歌などに対していう。

いまよう‐のう【今様能】いまヤウ‐🔗🔉

いまよう‐のう【今様能】いまヤウ‐ 能を通俗化した芸能で、明治時代に泉祐三郎が創始。面を廃し、三味線を加え、女性を参加させたりしたが、大正時代に解散。泉助能(せんすけのう)

いまり【伊万里】🔗🔉

いまり【伊万里】 佐賀県西部の市。伊万里湾に臨み、伊万里焼や石炭の積み出し港、漁港として発展。人口六・一万。「伊万里焼」の略。

いまり‐づち【×万里土】🔗🔉

いまり‐づち【×万里土】 佐賀県有田町泉山などから出る上質の白土。伊万里焼の原料となる。

いまり‐やき【×万里焼】🔗🔉

いまり‐やき【×万里焼】 江戸初期から佐賀県有田地方で産する磁器の総称。主に有田焼をいう。伊万里港から積み出したのでこの名がある。寛永末ごろには日本の陶磁器生産の王座を占め、一七世紀以降ヨーロッパにも輸出された。

いま‐わ【今際】‐は🔗🔉

いま‐わ【今際】‐は 《「今は限り」の意から》もうこれ限りという時。死にぎわ。臨終。最期。「―の言葉」

大辞泉 ページ 1093