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なだ‐の‐しおや【×灘の塩屋】‐しほや🔗🔉

なだ‐の‐しおや【×灘の塩屋】‐しほや 摂津国灘のあたりで塩をつくる家。「いまさらに住みうしとてもいかならむ―の夕暮の空」〈新古今・雑中〉

なだ‐の‐しおやき【×灘の塩焼き】‐しほやき🔗🔉

なだ‐の‐しおやき【×灘の塩焼き】‐しほやき 摂津国灘のあたりで塩をつくる人。「蘆の屋の―いとまなみ黄楊(つげ)の小櫛もささず来にけり」〈伊勢・八七〉

なだ‐ぶね【×灘船】🔗🔉

なだ‐ぶね【×灘船】 摂津国灘付近の沖を通う船。また、江戸時代、酒や米などを積んで運んだ灘の廻船。

なた‐ぼり【×鉈彫(り)】🔗🔉

なた‐ぼり【×鉈彫(り)】 表面に丸鑿(まるのみ)の彫りあとを残した木彫。平安中期から鎌倉初期の関東から東北にかけて多くみられ、未完成のものとする説もあるが、仏像彫刻の一様式と考えられる。神奈川県弘明寺(ぐみようじ)の十一面観音像など。

なた‐まめ【×鉈豆・刀豆】🔗🔉

なた‐まめ【×鉈豆・刀豆】 マメ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉は長楕円形の三枚の小葉からなる複葉。夏、淡紅紫色か白色の花を穂状につけ、やや垂れる。豆果は長さ約三〇センチに達し、弓形に曲がる。熱帯アジアの原産で、江戸時代に渡来。若い莢(さや)を福神漬などにする。たちはき。《季 秋》「―や垣もゆかりのむらさき野/蕪村」「鉈豆ギセル」の略。

なたまめ‐ギセル【×鉈豆ギセル】🔗🔉

なたまめ‐ギセル【×鉈豆ギセル】 ナタマメのさやに似た形のキセル。平たく延べ打ちにした短いもの。

なだ・む【×宥む】🔗🔉

なだ・む【×宥む】 [動マ下二]「なだめる」の文語形。

なた‐め【×鉈目】🔗🔉

なた‐め【×鉈目】 登山者や山仕事をする人たちが、道しるべとして山中の樹木に鉈でつけた目印。

なだめ‐ざけ【×灘目酒】🔗🔉

なだめ‐ざけ【×灘目酒】灘酒(なだざけ)」に同じ。◆灘目は灘地方の旧郷名。

なだめ‐すか・す【×宥め×賺す】🔗🔉

なだめ‐すか・す【×宥め×賺す】 [動サ五(四)]機嫌をとって、相手の気持ちをやわらげる。また、相手の心をやわらげて、こちらの都合のいいようにしむける。「いやがるのを―・して薬を飲ませる」

なだ・める【×宥める】🔗🔉

なだ・める【×宥める】 [動マ下一]なだ・む[マ下二]怒りや不満などをやわらげ静める。事が荒だたないようにとりなす。「泣く子を―・める」「―・めてもすかしても聞き入れない」罪などに対して寛大な処置をとる。「死罪を―・めて」〈曾我・一〇〉

大辞泉 ページ 11215