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はと‐の‐つえ【×鳩の×杖】‐つゑ🔗🔉

はと‐の‐つえ【×鳩の×杖】‐つゑ 《ハトは食物をとるときにむせないということにあやかって》握りにハトの飾りのある老人用の杖。昔、中国で宮中から老臣に与えられたもので、日本でも八〇歳以上の功臣に宮中から与えられた。はとづえ。きゅうじょう。「―にすがって宮の御前に参り」〈平家・四〉

はと‐の‐め【×鳩の目】🔗🔉

はと‐の‐め【×鳩の目】 《「鳩の目銭」の略。円形で、銭の穴が鳩の目に似ているところから》近世初期、伊勢参宮の人が賽銭(さいせん)代わりにまいた私鋳の鉛銭。表裏とも文字がなく、銭一文につき一〇文ないし一二文で交換した。勢州宮銭。伊勢宮銭。通宮銭。鳩目。「宮廻りの蒔銭(まきせん)に―といふをかしげなる鉛銭(なまりぜに)」〈浮・永代蔵・四〉

はと‐は【×鳩派】🔗🔉

はと‐は【×鳩派】 強硬手段を用いず、穏健に問題を解決しようとする立場の人たち。鷹派(たかは)

はと‐ば【波止場】🔗🔉

はと‐ば【波止場】 港で、波止(はと)を築いた所。埠頭(ふとう)。船着き場。また、港のこと。

はとば‐いろ【×鳩羽色】🔗🔉

はとば‐いろ【×鳩羽色】 鳩の羽のような、黒みがかった薄い紫色。

はとば‐ねずみ【×鳩羽×鼠】🔗🔉

はとば‐ねずみ【×鳩羽×鼠】 紫色をおびた鼠色。

はと‐びん【×鳩便】🔗🔉

はと‐びん【×鳩便】 伝書鳩による通信。

はと‐ぶえ【×鳩笛】🔗🔉

はと‐ぶえ【×鳩笛】 郷土玩具の一。鳩の鳴き声に似た音を出す、鳩の形をした土焼きの笛。《季 秋》

はと‐ふ・く【×鳩吹く】🔗🔉

はと‐ふ・く【×鳩吹く】 [動カ四]両手を合わせて吹き、ハトの鳴き声を出す。猟師がシカを呼んだり、仲間の合図に用いたりする。「まぶしさし―・く秋の山人は己(おの)がありかを知らせやはする」〈曾丹集〉《季 秋》「藪陰や―・く人のあらはるる/子規」

はと‐ぽっぽ【×鳩ぽっぽ】🔗🔉

はと‐ぽっぽ【×鳩ぽっぽ】 鳩をいう幼児語。

ハトホル【Hathor】🔗🔉

ハトホル【Hathor】 エジプト神話で、天空と愛の女神。牝牛の姿で表される。ギリシア人によりアフロディテと同一視された。

大辞泉 ページ 12173