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ぺこん🔗🔉

ぺこん [副]物の一部がへこむ音や、そのさまを表す語。「ぶつけた鍋(なべ)が―とへこむ」すばやく頭を下げるさま。「―とおじぎをする」

べざい‐せん【弁才船・弁財船】🔗🔉

べざい‐せん【弁才船・弁財船】 江戸時代に内航海運で活躍した和船の形式。船底材の先に船首材、後ろに幅広の戸立てをつけ、三段の外板などを組み合わせ、四角帆一枚を用いるもの。帆走性能がよく、少数の乗組員で運航できるため、瀬戸内海を中心に発達して普及。菱垣(ひがき)廻船・樽(たる)廻船・北前船などに用いられた。千石船。べざいぶね。べんざいせん。

べざい‐てん【弁才天・弁財天】🔗🔉

べざい‐てん【弁才天・弁財天】 べんざいてん(弁才天)

へ‐さき【×舳先・×舳】🔗🔉

へ‐さき【×舳先・×舳】 船の前の方の部分。船首。みよし。(とも)

ベサリウス【Andreas Vesalius】🔗🔉

ベサリウス【Andreas Vesalius】一五一四〜一五六四]ベルギーの解剖学者。人体解剖を行い、権威とされていたガレノスの説の誤りを指摘、近代解剖学の基礎を築いた。著「人体の構造に関する七つの本(ファブリカ)」。

へし【圧し】🔗🔉

へし【圧し】 [名]《動詞「へ(圧)す」の連用形から》圧力を加えること。押すこと。また、おもし。手加工用鍛造工具の一。熱した金属に当ててハンマーでたたき、平らにならしたり、穴をあけたりするのに用いる。平べし・丸べし・足べしなどがある。[副]やたら。むやみに。「夏中―とひやかしにめえりやした」〈洒・客衆一華表〉押し合って並ぶさま。「筑田沖へ―と縄舟が出た」〈洒・玉の帳〉

べし🔗🔉

べし [助動][べから|べく・べかり|べし|べき・べかる|べけれ|○]活用語の終止形、ラ変型活用語は連体形に付く。当然の意を表す。…して当然だ。…のはずだ。「地方路線のいくつかはやがて廃止されるべき運命にある」「行成ならば裏書きあるべし。佐理ならば裏書きあるべからず」〈徒然・二三八〉適当・妥当の意を表す。…するのが適当だ。…するのがよい。「無責任な放言はすべきではない」「あひ見ずは悲しきこともなからまし音にぞ人を聞くべかりける」〈古今・恋四〉可能の意を表す。…できるはずだ。…できるだろう。「今月中に目標に到達すべく努力している」「わが子どもの、影だに踏むべくもあらぬこそ、口惜しけれ」〈大鏡・道長上〉(終止形で)勧誘・命令の意を表す。…してはどうか。…せよ。「明日は八時までに出勤すべし」義務の意を表す。…しなければならない。「この件については君が責任をとるべきだ」「嶺(みね)にてすべきやう教へさせ給ふ」〈竹取〉推量・予想の意を表す。…だろう。…しそうだ。「この人々の深きこころざしは、この海にも劣らざるべし」〈土佐〉決意や意志を表す。「我はかくて閉ぢこもりぬべきぞ」〈更級〉→べい →べからず →べくして →べくもない →べみ →べらなり◆語源は「宜(うべ)し」の音変化とする説が有力で、上代から現代に至るまで広く用いられる。当然または必然的にそうなることと推量する意が原義で、そこからいくつかの意味に分化した。なお、現代では、の用法は、文語的表現の中で用いられることが多い。また、中世以降「べし」の接続は複雑化し、上一段・下一段・上二段・下二段活用には、イ列音・エ列音に伴うものもみられる。

大辞泉 ページ 13473