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み‐ぞ‐う【未×曾有】🔗🔉

み‐ぞ‐う【未×曾有】 《「未(いま)だ曾(かつ)て有らず」の意》今までに一度もなかったこと。また、非常に珍しいこと。希有(けう)。みぞうう。「―の大地震」十二分経の一。仏・菩薩(ぼさつ)による奇跡を記した経典。

みそ‐うず【味×水・×‐うづ🔗🔉

みそ‐うず【味×水・×‐うづ 味噌を入れて煮た雑炊。「昨日の法師子の稲にてしたる御―」〈著聞集・一八〉

みぞ‐うめ【溝埋め】🔗🔉

みぞ‐うめ【溝埋め】 天つ罪の一。田に水を引く溝を埋めてしまうこと。「畔(あ)放ち、―、屎戸(くそへ)」〈記・中〉

みぞ‐おち【鳩尾】🔗🔉

みぞ‐おち【鳩尾】 胸の中央のへこんだ所。胸骨の剣状突起の下部。急所の一。きゅうび。みずおち。

みそ‐か【三十日・×晦日】🔗🔉

みそ‐か【三十日・×晦日】 月の三〇番目の日。転じて、月の最後の日。つごもり。「一一月の―」三〇日の間。三〇日間。「ただ日の経(へ)ぬる数を…はつか、―と数ふれば」〈土佐〉

三十日に月が出る🔗🔉

三十日に月が出る 《陰暦で、月の末日には月が出ないところから》ありえないことのたとえ。

みそか【密か】🔗🔉

みそか【密か】 [形動ナリ]人に知られないようにこっそりするさま。ひそか。「人にも知らさせ給はで、―に花山寺におはしまして」〈大鏡・花山院〉

みぞ‐がい【溝貝】‐がひ🔗🔉

みぞ‐がい【溝貝】‐がひ マテガイ科の二枚貝。砂浜にすみ、貝殻は横長の長楕円形で、殻長三センチくらい。殻は薄紫色で、質が薄い。本州から九州にかけて分布。カラスガイの古名。一説にハマグリの殻の黒色のものという。「―といふものの大きなるが、口を開けてありけるを」〈今昔・二九・三五〉

みそか‐お【密か男】‐を🔗🔉

みそか‐お【密か男】‐をみそかおとこ」に同じ。「―の首代(くびしろ)なり」〈読・近世説美少年録・三〉

みそか‐おとこ【密か男】‐をとこ🔗🔉

みそか‐おとこ【密か男】‐をとこ 忍んで人妻のもとへ通う男。また、夫のある女がそのような男をもつこと。密夫。間男(まおとこ)。みそかお。「妻(め)の―したりけるを見つけて」〈後撰・雑四・詞書〉

みぞ‐かくし【溝隠】🔗🔉

みぞ‐かくし【溝隠】 キキョウ科の多年草。田のあぜなどに生え、高さ約二〇センチ。茎は地をはって広がり、葉は小さい狭楕円形で互生する。六〜一〇月、紅紫色を帯びた白い小花が咲く。花びらは唇形であるが、五裂する。あぜむしろ。

大辞泉 ページ 14360