複数辞典一括検索+

おおうち‐ぬり【大内塗】おほうち‐🔗🔉

おおうち‐ぬり【大内塗】おほうち‐ 山口県に産する漆器。椀(わん)および盆が主で、ベンガラ塗りに黄緑の彩漆(いろうるし)で秋草を描き、菱形(ひしがた)の切り箔(はく)をはったもの。大内義隆の奨励によって始められたといわれる。

おおうち‐ばん【大内版】おほうち‐🔗🔉

おおうち‐ばん【大内版】おほうち‐ 室町時代、周防(すおう)の大内氏が出版した古版本。山口版。大内本(おおうちぼん)

おおうち‐びし【大内×菱】おほうち‐🔗🔉

おおうち‐びし【大内×菱】おほうち‐ 唐花菱(からはなびし)の一種。凹凸のある花菱。江戸中期、元禄(一六八八〜一七〇四)のころ流行したヒシの花の形の染め文様。周防の領主大内家の紋がヒシであったところからの名。

おおうち‐びと【大内人】おほうち‐🔗🔉

おおうち‐びと【大内人】おほうち‐ 伊勢神宮などで供御(くご)のことをつかさどった官人。

おおうち‐ひょうえ【大内兵衛】おほうちヒヤウヱ🔗🔉

おおうち‐ひょうえ【大内兵衛】おほうちヒヤウヱ一八八八〜一九八〇]経済学者。兵庫の生まれ。東大教授。のちに法政大学総長。マルクス主義経済学の立場で、日本経済学の形成に寄与。その門下からは多くの学者が輩出した。著「財政学大綱」「経済学五十年」など。

おおうち‐やま【大内山】おほうち‐🔗🔉

おおうち‐やま【大内山】おほうち‐ 京都市仁和(にんな)寺の北にある山。宇多天皇の離宮が置かれた所。皇居。

おおうち‐よしおき【大内義興】おほうち‐🔗🔉

おおうち‐よしおき【大内義興】おほうち‐一四七七〜一五二八]室町後期の武将。安芸(あき)など六国の守護として勢力を振るった。永正五年(一五〇八)前将軍足利義稙(あしかがよしたね)を将軍に復職させ、自らは管領代となった。

おおうち‐よしたか【大内義隆】おほうち‐🔗🔉

おおうち‐よしたか【大内義隆】おほうち‐一五〇七〜一五五一]戦国時代の武将。義興(よしおき)の子。周防など七か国の守護。少弐・大友・尼子氏らと対戦。老臣陶晴賢(すえはるかた)の反逆にあい自殺。明・朝鮮から文物を取り入れ、大内版を開板するなど文化の発展に功績を残した。

おおうち‐よしひろ【大内義弘】おほうち‐🔗🔉

おおうち‐よしひろ【大内義弘】おほうち‐一三五六〜一三九九]室町前期の武将。周防など六か国の守護。南北両朝の合一に尽力。朝鮮と交易。三代将軍足利義満と対立し、鎌倉公方(くぼう)満兼と通じて応永の乱を起こしたが堺で敗死。

大辞泉 ページ 1937