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おや‐かた【親方】🔗🔉

おや‐かた【親方】 職人・弟子・奉公人などを指導・保護する立場にある人。「―のもとで修業をする」子方。一人前の職人を敬ってよぶ語。相撲の年寄を敬っていう語。一門・一座の頭に立つ役者を敬っていう語。《「おやがた」とも》親代わりとして頼る人。「―になりて聞こえ給ふ」〈源・総角〉兄。年長者。〈日葡〉

親方思いの主(しゆ)倒し🔗🔉

親方思いの主(しゆ)倒し 親方・主人のためを思ってしたことが、かえってよくない結果になる。「―といふやつらが、なんぞ事にして、うぬらが喰物にしようと思って」〈滑・虚誕計・後〉

親方日の丸🔗🔉

親方日の丸 《親方は日の丸、すなわち国の意》官庁や公営企業は、経営に破綻(はたん)をきたしても、倒産する心配がないので、厳しさに欠け、経営が安易になりやすい点を皮肉っていう語。

おやかた‐もち【親方持(ち)】🔗🔉

おやかた‐もち【親方持(ち)】 親方の世話を受けている身であること。また、その人。主人持ち。主(しゆう)持ち。親方が使用人の費用などを受け持つこと。

おや‐かぶ【親株】🔗🔉

おや‐かぶ【親株】 根を分けて苗木をとるときの、もとになる株。子株。株式会社の増資で発行された新株に対して、それまでに発行されている元の株式のこと。旧株。子株。

お‐やかましゅう【×喧しゅう】‐やかましう🔗🔉

お‐やかましゅう【×喧しゅう】‐やかましう 《「おやかましゅうございました」の略》人を訪問して別れるときに言うあいさつの語。芸人・芸者などが演技を始めるとき、または終わったときに言うあいさつの語。「毎度―」

おや‐が・る【親がる】🔗🔉

おや‐が・る【親がる】 [動ラ四]親のように振る舞う。「いづれも分かず―・り給へど」〈源・紅梅〉

おや‐がわり【親代(わ)り】‐がはり🔗🔉

おや‐がわり【親代(わ)り】‐がはり 親に代わって、世話をしたり養育したりすること。また、その人。「姉が―となって弟を育てる」

お‐やき【御焼(き)】🔗🔉

お‐やき【御焼(き)】 小麦粉をこねて平たくし、両面を焼いたもの。調味したナスや野沢菜、小豆餡などをくるむものもある。焼き餅(もち)などをいう女性語。嫉妬(しつと)。「又―がはじまりさ、めづらしくございません」〈人・娘節用・後〉

おや‐ぎ【親木】🔗🔉

おや‐ぎ【親木】 接ぎ木をするときの接ぎ穂や、挿し木をするときの挿し穂をとる、もとの木。

大辞泉 ページ 2340