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かさとり‐やま【笠取山】🔗🔉

かさとり‐やま【笠取山】 京都府宇治市北東部の山。醍醐山(だいごさん)の東にある。標高三七一メートル。紅葉の名所。《歌枕》「雨ふれば―のもみぢばは行きかふ人の袖さへぞてる」〈古今・秋下〉

かざ‐なみ【風波】🔗🔉

かざ‐なみ【風波】 風と波。また、風によって起こる波。ふうは。かぜなみ。

かざ‐なみ【風並(み)】🔗🔉

かざ‐なみ【風並(み)】 風向き。風の吹く方向。「―ハイカガ」〈和英語林集成〉物事のなりゆき。「先刻よりの過言今さら後悔(こうけい)いたすと―直れば両人は蘇生した心地して」〈滑・八笑人・初〉

かさなり【重なり】🔗🔉

かさなり【重なり】 重なること。また、重なっている状態。

かさな・る【重なる】🔗🔉

かさな・る【重なる】 [動ラ五(四)]ある物の上に、さらにそれと同類の物が載る。幾重にも層をなす。「人が―・って倒れる」ある物事に、さらにそれと同類の物事が加わる。同じ事が繰り返し起こる。たびかさなる。「―・る惨事」「不幸が―・る」複数の物事が同時に一緒になる。かち合う。「用事が―・る」「日曜と祝日が―・る」

かさ・ぬ【重ぬ】🔗🔉

かさ・ぬ【重ぬ】 [動ナ下二]「かさねる」の文語形。

かさぬい‐の‐むら【笠縫邑】かさぬひ‐🔗🔉

かさぬい‐の‐むら【笠縫邑】かさぬひ‐ 日本書紀で、崇神(すじん)天皇が天照大神(あまてらすおおみかみ)を皇女豊鍬入姫(とよすきいりひめ)に祭らせたと伝える倭(やまと)の地。奈良県磯城(しき)郡田原本町新木、桜井市内などの説がある。

かざ‐ぬき【風抜き】🔗🔉

かざ‐ぬき【風抜き】かぜぬき」に同じ。

かさね【重ね・襲】🔗🔉

かさね【重ね・襲】 [名]重ねること。また、重ねたもの。衣服を重ねて着ること。また、その衣服。重ね着。(襲)平安時代、袍(ほう)の下に重ねて着た衣服。下襲(したがさね)(襲)襲(かさね)の色目。「紅梅―」〔接尾〕助数詞。数を表す和語に付いて、重なっているもの、重ねてあるものを数えるのに用いる。「重箱ひと―」「ひと―の座布団」

かさね【累】🔗🔉

かさね【累】 承応・寛文(一六五二〜一六七三)ごろ、下総(しもうさ)の羽生(はにゆう)村にいたという醜女(しこめ)。夫与右衛門に殺され、その怨念は一族にたたったという。歌舞伎や浄瑠璃に脚色され、近世演劇に累物(かさねもの)という一系統を形成している。歌舞伎舞踊。清元。本名題「色彩間苅豆(いろもようちよつとかりまめ)」。松井幸三作詞、初世清元斎兵衛作曲。文政六年(一八二三)江戸森田座で、「法懸松成田利剣(けさかけまつなりたのりけん)」の二番目序幕として初演。新内節。義太夫節「伊達競阿国戯場(だてくらべおくにかぶき)」などの詞章を転用したもので、「身売」「土橋」「法印場」の三段からなる。

大辞泉 ページ 2807