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かざ‐ま【風間】🔗⭐🔉
かざ‐ま【風間】
風の絶え間。かぜま。「君によりをちの早船さしはやし―も待たずこがれ来るかな」〈浜松・二〉
風の吹いている時。「雨降り―には、転んだり何か致さぬで」〈滑・浮世風呂・二〉


かざ‐まち【風待ち】🔗⭐🔉
かざ‐まち【風待ち】
[名]スル船が出帆しようとして、順風を待っていること。かぜまち。
かざ‐まつり【風祭(り)】🔗⭐🔉
かざ‐まつり【風祭(り)】
二百十日前後に、風害から農作物を守るため、風神に風の荒れないように祈る農耕儀礼。正月や盆などに行う地方もある。竜田大社の風の神祭りが有名。風日待(かざひま)ち。かぜまつり。
かざ‐まど【風窓】🔗⭐🔉
かざ‐まど【風窓】
風を通すために作った窓。
床下の湿気を防ぐために設けた、風を通す穴。


かざみ【△汗×衫】🔗⭐🔉
かざみ【△汗×衫】
《「汗衫」の字音「かんさん」の音変化》
衣類に汗がにじむのを防ぐために着た単(ひとえ)の下着。あせとり。「山吹の絹の―よくさらされたる着たるが」〈宇治拾遺・一一〉
平安時代以降、後宮に奉仕する童女が表着(うわぎ)の上に着た正装用の服。脇が明き、裾を長く引く。この服装のとき、濃(こき)の袴(はかま)に表袴(うえのはかま)を重ねてはく。「―着たる人、いと若う清げなる、十余人ばかり物語して」〈落窪・二〉




かざ‐み【風見】🔗⭐🔉
かざ‐み【風見】
家の屋根などにつけて、風の吹く方向を知る道具。古くは先端に鳥獣の形や紋所などをつけた。風向計。風標(かざじるし)。
がざみ【
=
】🔗⭐🔉
がざみ【
=
】
ワタリガニ科のカニ。浅海にすむ。甲は横長の菱形で、甲幅約一五センチ。緑色を帯びた暗褐色をし、甲の前縁にはぎざぎざがある。最後の歩脚の先端は平たく、夜間に遊泳する。青森以南に分布。食用。わたりがに。がざめ。《季 夏》




かざ‐みち【風道】🔗⭐🔉
かざ‐みち【風道】
風の吹き通る道。また、風の吹き通ったあと。
かざみ‐どり【風見△鶏】🔗⭐🔉
かざみ‐どり【風見△鶏】
鶏(にわとり)をかたどった風向計。西洋で、寺院の塔の上などに取りつけてある。
定見をもたず、周囲の状況を眺めて、都合のよい側にばかりつく人のこと。


大辞泉 ページ 2813。