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かや【×榧】🔗🔉

かや【×榧】 イチイ科の常緑高木。山野に自生し、高さ約二〇メートルに達する。葉は平たい線状で先がとがる。雌雄異株。四月ごろ花が咲き、翌年秋に楕円形の実がなる。実は食用油・頭髪油などの原料。材は堅く、建材・家具・碁盤・将棋盤や彫刻材にする。《季 花=春 実=秋》「―の実は人なつかしく径(みち)に降る/素逝」

か‐や【蚊帳・蚊屋】🔗🔉

か‐や【蚊帳・蚊屋】 夏の夜、蚊や害虫を防ぐため、四隅をつって寝床を覆う道具。麻・木綿などで粗く織って作る。かちょう。《季 夏》「―つるや晦日(みそか)の宵の更けにけり/万太郎」

かや【加耶・伽🔗🔉

かや【加耶・伽 古代、朝鮮半島南部にあった小国家群の総称。また、その地域名。金官加耶(金海)と大加耶(高霊)が有力国であったが、六世紀中ごろまでに百済(くだら)・新羅(しらぎ)に併合された。日本書紀に記述される広義の任那(みまな)の地にあたる。加羅。駕洛。

かや🔗🔉

かや [終助]《終助詞「か」+間投助詞「や」から》体言・活用語の連体形に付き、感動・詠嘆を表す。…ことだなあ。「慨(うれ)たき―、大丈(ますらを)にして、虜(いやしきやつこ)の手を被傷(お)ひて報ひずして死(や)みなむと」〈神武紀〉

か‐や🔗🔉

か‐や 〔連語〕《係助詞「か」+間投助詞「や」》(多く「とかや」の形で)不確定な伝聞または推定の意を表す。…とかいうことだ。「例の、独りごち給ふと―」〈源・蜻蛉〉体言、活用語の連体形に付いて、疑問または反語の意を表す。「そもこの衣の御主とは、さては天人にてまします―」〈謡・羽衣〉

ガヤ【Gaya】🔗🔉

ガヤ【Gaya】 インド北東部の都市。ヒンズー教の聖地。南方に仏教の聖地ブッダガヤがある。◆「伽耶」とも書く。

が‐や🔗🔉

が‐や 〔連語〕《終助詞「が」+間投助詞「や」。近世語》相手に同調を求めたり、念を押したりする意を表す。…のだが、どうか。…ではないか。「勤奉公(つとめぼうこう)せいでも今ここに百両の金がある―」〈伎・幼稚子敵討〉

かや‐いん【紙屋院】‐ヰン🔗🔉

かや‐いん【紙屋院】‐ヰン かみやいん

大辞泉 ページ 3194