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からす‐とび【×烏飛び】🔗🔉

からす‐とび【×烏飛び】 能「翁」で三番叟(さんばそう)によって演じられる舞の型。声を掛けて横にとびはねる。江戸時代の防火装置。屋根の棟に囲いをつくり、天水桶と火たたき用のわらぼうきとを置いた。

からす‐とんび【××鳶】🔗🔉

からす‐とんび【××鳶】 タコ・イカの口にある、上下あごに相当する顎板(がくばん)のこと。黒褐色をし、これで食物を咀嚼(そしやく)する。

からす‐なき【×烏鳴き】🔗🔉

からす‐なき【×烏鳴き】 烏がやかましく鳴くこと。その鳴き声から吉凶が占えるとされ、特に凶事の起きる前兆とする俗信がある。

から‐ずね【空×臑・空×脛】🔗🔉

から‐ずね【空×臑・空×脛】 すねをむき出しにすること。また、そのすね。からはぎ。「尻からげの―が」〈里見・安城家の兄弟〉

からす‐の‐あしあと【×烏の足跡】🔗🔉

からす‐の‐あしあと【×烏の足跡】 目じりにできる小じわ。

からす‐のえんどう【×烏野×豌豆】‐のヱンドウ🔗🔉

からす‐のえんどう【×烏野×豌豆】‐のヱンドウ マメ科の越年草。山野や道端にみられ、高さ六〇センチくらい。葉は羽状複葉で、先端は巻きひげとなる。春、淡紅紫色の蝶形の花を開く。緑肥にする。ヨーロッパの原産。やはずえんどう。

からす‐の‐きゅう【×烏の×灸】‐キウ🔗🔉

からす‐の‐きゅう【×烏の×灸】‐キウ 子供などの口のわきにできる白いただれ。

からす‐の‐ごま【×烏の×胡麻】🔗🔉

からす‐の‐ごま【×烏の×胡麻】 シナノキ科の一年草。山野や荒れ地に生え、高さ約六〇センチ。葉は卵形で先がとがる。秋、黄色い五弁花が咲く。実は細長い角状。

からすのぬれば‐いろ【×烏の×濡れ羽色】🔗🔉

からすのぬれば‐いろ【×烏の×濡れ羽色】 水にぬれた烏の羽のように、黒くてつやつやした色。「髪は―」

からす‐ば【×烏羽】🔗🔉

からす‐ば【×烏羽】 烏の羽。黒い羽。敏達天皇の代に、高麗(こま)から来た、烏の羽に墨書きした手紙を湯気で蒸し、帛(ねりきぬ)に押し写して読み取ったという故事から、多く「烏羽に書く」の形で、見分けのつかないことのたとえに用いる。「―に書く玉梓(たまづさ)の心地して」〈山家集・上〉

からすば‐いろ【×烏羽色】🔗🔉

からすば‐いろ【×烏羽色】 烏の羽の色。黒く青みのあるつややかな色。また、黒い色。からすば。

大辞泉 ページ 3227