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きく‐な【菊菜】🔗🔉

きく‐な【菊菜】 シュンギクの別名。《季 春》

きく‐なます【菊×膾】🔗🔉

きく‐なます【菊×膾】 食用菊の花びらをさっとゆでて、三杯酢で和えたもの。大根なますにまぜることもある。きっかなます。《季 秋》「―色をまじへて美しく/年尾」

きく‐ならく【聞くならく】🔗🔉

きく‐ならく【聞くならく】 〔連語〕《動詞「き(聞)く」の終止形+伝聞推定の助動詞「なり」のク語法》聞くところによると。「―、熱心なる油絵師は刑場(しおきば)なんどへも出張して…眼を注ぎて観察するとか」〈逍遥・小説神髄〉

きく‐にんぎょう【菊人形】‐ニンギヤウ🔗🔉

きく‐にんぎょう【菊人形】‐ニンギヤウ 菊花で衣装部分をこしらえた人形。また、その見世物。主に歌舞伎の当たり狂言に題材をとる。《季 秋》「夜風たつ―のからにしき/蛇笏」

きく‐の‐えん【菊の宴】🔗🔉

きく‐の‐えん【菊の宴】 陰暦九月九日、重陽(ちようよう)の節句の日に宮中で催された観菊の宴。菊の節会(せちえ)。重陽の宴。菊花の宴。菊水の宴。

きく‐の‐きせわた【菊の被せ綿】🔗🔉

きく‐の‐きせわた【菊の被せ綿】 陰暦九月九日、重陽(ちようよう)の節句に行われた慣習。前夜、菊の花に霜よけの綿をかぶせ、その露と香りを移しとって、翌朝その綿でからだをなでると、長寿を得るといわれた。きせわた。きくわた。《季 秋》

きく‐の‐さかずき【菊の杯】‐さかづき🔗🔉

きく‐の‐さかずき【菊の杯】‐さかづき 菊の宴で、杯に菊の花を浮かべて長寿を祝うこと。また、その酒杯。菊の酒。菊花の杯。

きく‐の‐さけ【菊の酒】🔗🔉

きく‐の‐さけ【菊の酒】 菊酒(きくざけ)」に同じ。《季 秋》「草の戸の用意をかしや―/太祇」菊酒」に同じ。酒の美称。「種は春ぞと―、花を受けたる袂(たもと)かな」〈謡・盛久〉

きく‐の‐しずく【菊の×雫】‐しづく🔗🔉

きく‐の‐しずく【菊の×雫】‐しづく菊の露」に同じ。「秋深き籬(まがき)の露も匂ふなり花より伝ふ―に」〈新千載・秋下〉

きく‐の‐したみず【菊の下水】‐したみづ🔗🔉

きく‐の‐したみず【菊の下水】‐したみづ 菊の根もとを流れている水。これを飲むと長生きするとされた。「山川の―いかなれば流れて人の老いを堰(せ)くらむ」〈新古今・賀〉

大辞泉 ページ 3609