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いい‐かな・う【言ひ×叶ふ】いひかなふ🔗🔉

いい‐かな・う【言ひ×叶ふ】いひかなふ [動ハ下二]巧みに表現する。「このごろの歌は一節(ひとふし)をかしく―・へたりと見ゆるはあれど」〈徒然・一四〉

いい‐か・ねる【言(い)兼ねる】いひ‐🔗🔉

いい‐か・ねる【言(い)兼ねる】いひ‐ [動ナ下一]いひか・ぬ[ナ下二]断言できなかったり、支障があったりして、言うのがためらわれる。言いたくても言えないでいる。「はっきりしたことは―・ねる」打消しの助動詞を伴って、言う可能性がある、言いそうである、の意を表す。「あの人なら、それくらいは―・ねない」

いい‐かも【好い×鴨】🔗🔉

いい‐かも【好い×鴨】 〔連語〕こちらの思うとおりに利用できる人。特に、勝負事で思うように負かせる人。いい獲物。「―にされる」

いい‐かよ・う【言ひ通ふ】いひかよふ🔗🔉

いい‐かよ・う【言ひ通ふ】いひかよふ [動ハ四]言葉を交わす。音信を通じる。「かく人疎き御癖なれば、睦ましくも―・ひたまはず」〈源・蓬生〉

いい‐かわ・す【言(い)交(わ)す】いひかはす🔗🔉

いい‐かわ・す【言(い)交(わ)す】いひかはす [動サ五(四)]互いに言う。言葉を掛け合う。「あいさつを―・す」口約束をする。特に、結婚を約束する。「―・した仲」歌・手紙などをやりとりする。「女友達の常に―・しけるを」〈後撰・雑四・詞書〉男女が情を交わす。「ありしより異(げ)に―・して」〈伊勢・二一〉

い‐いき【異域】‐ヰキ🔗🔉

い‐いき【異域】‐ヰキ よその国。外国。異国。

異域の鬼(おに)となる🔗🔉

異域の鬼(おに)となる 《李陵「答蘇武書」から》外国で死ぬ。異郷の鬼となる。

いい‐き【好い気】🔗🔉

いい‐き【好い気】 [名・形動]自分の欠点などに気づかないで、得意になっていること。ひとりよがりで他人のことを気にしないこと。また、そのさま。「人の苦労も知らないで―なもんだ」「ちょっとほめると―になる」

いい‐きか・す【言(い)聞かす】いひ‐🔗🔉

いい‐きか・す【言(い)聞かす】いひ‐ [動サ五(四)]「言い聞かせる」に同じ。「幼い子供に―・す」[動サ下二]「いいきかせる」の文語形。

いい‐きか・せる【言(い)聞かせる】いひ‐🔗🔉

いい‐きか・せる【言(い)聞かせる】いひ‐ [動サ下一]いひきか・す[サ下二]よくわかるように教え諭(さと)す。説教する。「事の理非をこんこんと―・せる」話して聞かせる。「なま憎げなる言葉ども―・せつつ、時々聞こえけり」〈源・蓬生〉

大辞泉 ページ 661