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首をあ・げる🔗🔉

首をあ・げる 敵を倒し、その首を切り取る。「敵の大将の―・げる」

しるし【徴・験】🔗🔉

しるし【徴・験】 《「印」と同語源》(徴)何事かの起こる前触れ。きざし。前兆。「異変の起こる―」(験)神仏の現す霊験。御利益(ごりやく)。「祈念の―が現れる」効果。ききめ。効能。「養生の―が見えてきた」

しる・し🔗🔉

しる・し [形ク]《「しる(汁)」の形容詞化か。「じるし」とも》水っぽい。「―・き物釜底の食(めし)」〈浮・好色盛衰記・三〉道がぬかっている。「道の―・き時は、返しももだちを取るべし」〈宗五大草紙〉

しる・し【著し】🔗🔉

しる・し【著し】 [形ク]はっきりしている。際立っている。しろし。「大伴の遠つ神祖(かむおや)の奥つ城(き)は―・く標(しめ)立て人の知るべく」〈万・四〇九六〉(多く「…もしるく」の形で)聞いたこと思ったことなどが、はっきり形に現れるさま。「さればよと思ふも―・くをかしうて」〈枕・二七七〉

じるし【印】🔗🔉

じるし【印】 〔接尾〕人名や事物名の後半を略した形に付いて、その人や事物を遠まわしに言い表すのに用いる。「丹―にかかるとまことに愚智だよ」〈人・梅児誉美・後〉

しる‐しお【汁塩】‐しほ🔗🔉

しる‐しお【汁塩】‐しほ うるおい。つや。色気。「七十に片足ふみこんで、―のある身でもなし」〈浄・加増曾我〉

しるし‐つけ【印付け・標付け】🔗🔉

しるし‐つけ【印付け・標付け】 用布の上に、裁ち縫いに必要な目印をつけること。

しるし‐の‐おび【標の帯】🔗🔉

しるし‐の‐おび【標の帯】 懐妊を祝って、そのしるしに結ぶ帯。五ヶ月めの吉日に妊婦が腹に締めた。いわた帯。「かの恥ぢ給ふ―の引き結はれたるほどなど」〈源・宿木〉

しるし‐の‐すぎ【験の杉・標の杉】🔗🔉

しるし‐の‐すぎ【験の杉・標の杉】 杉の葉を集めて丸くし、酒屋の軒にかけてしるしとしたもの。さかばやし。伏見の稲荷神社にある神木の杉。参詣者がその枝を折って帰り、久しく枯れなければ願いが成就するとされた。「御堂の方より、すは、稲荷より賜はる―よとて」〈更級〉

大辞泉 ページ 7753