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いちじょう‐ほう【一乗法】‐ホフ🔗🔉

いちじょう‐ほう【一乗法】‐ホフ 仏語。悟りを開くための唯一の道である一乗真実の教え。主として法華経をさす。

いちじょう‐みょうてん【一乗妙典】‐メウテン🔗🔉

いちじょう‐みょうてん【一乗妙典】‐メウテン 一乗の理を明らかにする経典。法華経のこと。一乗妙経。

いちじょうようけつ【一乗要決】イチジヨウエウケツ🔗🔉

いちじょうようけつ【一乗要決】イチジヨウエウケツ 平安中期の仏教書。三巻。源信著。寛弘三年(一〇〇六)成立。天台宗の一乗の立場から唯識(ゆいしき)法相宗の説に反論したもの。

いちじ‐りょうよう【一事両様】‐リヤウヤウ🔗🔉

いちじ‐りょうよう【一事両様】‐リヤウヤウ 一つの事を二通りに見たり、言ったりすること。二枚舌。「今はまたさういはぬとは、―なる事を」〈咄・醒睡笑・一〉鎌倉幕府の訴訟上の用語。訴えの係属中に同じ訴人が同じ訴えを別に提起すること。幕府はこれを禁じた。

いち‐じる・し【著し】🔗🔉

いち‐じる・し【著し】 [形ク]《「いち」は、勢いのはげしい意の接頭語、「しるし」は、はっきりしている意。室町時代ごろまでは「いちしるし」》「いちじるしい」に同じ。「―・き山口ならばここながら神の気色をみせよ」〈かげろふ・上〉◆日葡辞書に口語形「いちしるい」もみられる。[形シク]「いちじるしい」の文語形。

いち‐じるし・い【著しい】🔗🔉

いち‐じるし・い【著しい】 [形]いちじる・し[シク]《ク活用の「いちじるし」の変化したもの》はっきりわかるほど目立つさま。明白である。顕著である。めざましい。「―・く身長が伸びる」「―・い進展を見せる」◆古くはク活用であったが、中世ころからシク活用の例も見えはじめ、現代の「いちじるしい」に至る。 [派生]いちじるしさ[名]

いちじ‐れいきゃくすい【一次冷却水】🔗🔉

いちじ‐れいきゃくすい【一次冷却水】 原子炉内で、核分裂によって発熱する炉心部を直接冷却する水。加圧水型炉では、高温となった一次冷却水を利用して二次冷却水を加熱し、発生する蒸気でタービンを回す。

いち‐しろ・し【著し】🔗🔉

いち‐しろ・し【著し】 [形ク]「いちじるし」の古い形。「天霧(あまぎ)らし雪も降らぬか―・くこのいつ柴に降らまくを見む」〈万・一六四三〉

大辞泉 ページ 906